マキバオー 週刊11馬〜20馬

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週刊11

 夜明けは近い!夜明けは近い!


 のっけからトバしすぎだぜアナウンサー!
 トップ独走のマキバオーの初勝利にむけて盛り上がる実況!




 高知競馬場に射し込むかすかな陽の光!!





 ヒノデマキバオーだぁぁぁ!!!

 



















 さあ照らせ!






 高知競馬を明るく照らして


















 昇って行け!





「いけぇぇぇぇぇぇ!」

 ハヤトも絶叫!


 
しかし!




















                               カ
                      ク
                      ン

















 傾く視界

 苦しげなマキバオーの姿。



「あ…ああ
 オレ…
 オレは…何やってんだ…



 マキバオーの脚を思い出したハヤト。
 一気にトーンダウン!
 必死の形相でマキバオーを止めようとする。
 
 が、実況も、レースも、マキバオーもハイテンションのまま突っ走る!



 ふんばれるかマキバオー

 ゴールはそこだ

 ゴールはそこだ






 マキバオーふんばった

 
もう間違いない!






 ヒノデだ ヒノデだ  もう夜は明けた


 3月21日の初日の出

 遅くなりましたがファンの皆様


















































































(笑)





















…いや、コレはダサいでしょう。
途中までけっこう盛り上がった実況だったんですが。

コレはダサいでしょう。




そして勝ったマキバオーの脚部すぐさま調べるハヤト。
折れては居ないが炎症を起こしている模様。
大歓声を尻目にマキバオーの怪我に怯えるハヤトたち。
初勝利の代償は大きかったのか?








週刊12


 症状は軽いとはいえ、故障したマキバオー。
 しかし歓声には応えなければならない。

 ってゆーかマキバオー自身が怪我を自覚せずに素直に喜んでるし。
 
 やっぱりこの辺は読者と一歩、壁のあるキャラというか、
 全然主役らしくないんですねえ、彼は。
 
 それにひきかえ、よくやった、という歓声に対し


「オ…オレは何もしちょらん」

 と、うつむくハヤト。

 無事に走らせることをアレコレ考えて工夫していた時には勝てず
 何も考えずに感情に任せて突っ走ったら勝った。

 騎手として複雑だろうなあ。
 結局、彼が今まで騎手としてやってきたことは
 マキバオーの力を押さえつけるだけのことだったのだから…
 こいつの方がずっと主役っぽい。


 マキバオーの怪我は全治3ヶ月。
 とはいえ、特に目標も無いマキバオーは気にした様子もなし。

 一方、中央ではフィールオーライが最強馬としての名声を高めつつあり…
 そして…



 そして…


 ヤツが来た!



 はるか後方から狙っているヤツがいた


 大外一気で黒い影!!
 狙った獲物は逃さない!!




 
どこかで見たその姿
 
どこかで聞いたその名前


 
10歳まで現役で船橋の守護を務めた
 
あのヒットマン
の息子…

 

 
船橋のスナイパー



 
アマゾンスピリットーーー!!!!


 アマゾンきたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



 船橋のヒットマン、旧マキバオーでも1,2を競うアツい馬!
 サトミアマゾンの息子がきたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



 単なる「名前のある脇役」として登場したにも関らず、
 いつの間にかキャラを固めてついにはファンの心をわしづかみにしたあのアマゾンの息子。
 ダービーは既にオーライがもっていくことが決まってますが、こいつの活躍にこれからは期待だ!


 
特に「地方から中央へと果敢な挑戦を続けたアマゾン」
 
「地方の現実に押し潰され気味なマキバオー陣営」との対比に注目。


週刊13


ダービージョッキーで申し訳ないです




 ↑これ、管助の自伝のタイトルみたいです。

 

 ほほーう。ダービーの時の、
 あの、
カッコ悪すぎてカッコいい台詞が使われてるんですなー。



 なんて冷静に受け止められるか!


 笑っちゃったじゃないか!

 まさかあの管助が自伝とは!
 
コジコジこと日向小次郎の自伝「猛虎」の時も笑いましたが、ジャンプ漫画のスポーツマンは続編で自伝を出すのが規則ですか!?

 ハヤトはこれを愛読していたらしいんですが、
絶対ゴーストライターだろ、これ書いたの。
 本の上でとはいえ、あの管助が偉そうに語ってる姿は想像できないし…

 そして山本管助とマキバオーのダービーを見てジョッキーになる決意をしたという少年時代のハヤト。
 あまりに憧れが強すぎて、実際、目の当たりにすると管助にツラく当たってしまう状態なのだ、と、おっちゃんは解説。

「いや〜〜 好きな女の子をいじめる小学生のような…
 素直になれんガキなんです……」









 
ツンデレってレベルじゃねーぞ






 それはそうと今回の展開。
 バットのダンナは敗戦のショックで休養中とのこと。
 やはり心が折られたか。


「休んで強くなるならそうするけどよ」

 と、ニトロニクスの如く颯爽と復活して欲しいもんですが、難しいかな。

 で、ヒノデマキバオーとハヤトは、おっちゃんに連れられて桂浜へ。
 桂浜になにかあるようですが…。
 彼らがそこで遭遇したのは……





















 犬!



















 Σ(゚Д゚) な、何この展開!?

 遭遇したのは脱走した
闘犬
 

 一触即発!
次号、流血必死…?って煽り文に書いてるよ?
 一体、なにごとか!?
 ただの脇役なのか、後々まで関ってくるキャラなのか。
 そして


 先週登場した
アマゾンスピリットはどうしたああああああああああああああああああああああああ!?





 次回予想


 @ いろいろあって闘犬と仲良くなって、
    生きるか死ぬかの闘犬の世界について熱く語ってもらう。

 A 犬に追いかけられて新走法を編み出す

 B 新キャラが登場して犬を軽〜く追い払ってしまう。

 何気にまだ人間と馬以外の生き物が喋ってないので、そろそろ喋る動物が見たい。とゆーわけで@に期待。


週刊14

 
 犬、登場!

 優しく、そして渋い。
 逃げようとして溺れたマキバオーを助ける犬。


「命をそまつにするんじゃねえよ」

 彼の名は雷電號

 傷だらけで貫禄タップリな容貌に似合わず「俺は強くなんかない」と首を振る。

「この傷が男の証…? 冗談じゃねえ
 強けりゃ傷つかねえよ…弱いから傷つく」

 しかしそれは謙遜ではない。
 彼は小さなころに牙が折れた「かませ犬」専門の闘犬だったのだ!
 つまり、他の犬のための練習台。
 人呼んで
「あまがみ雷電」
 脱走したのはその辺が耐えられなかったからか?
 鎖につながれ、ワナワナと身体を震わせてうつむく傷だらけの雷電の姿が印象的だ。

 雷電は牙。マキバオーは脚。致命的な欠点を抱えた二頭。
 彼らはどう絡んでいくのか…

 と、いうわけでやはり闘犬の世界について語ってくれそうな予感です。



週刊15馬〜週刊16


 もはや一週間遅れが当たり前になってしまったマキバオーレビュー。

 雷電と分かれた後、海岸で戯れるハヤトたち。
 管助からアドバイスを受ければ…というおやっさんに対し

「オレの相棒はヒノデマキバオーや。
 ミドリマキバオーやないき…」


 断言するハヤト。一方、管助も…

「ミドリマキバオーとヒノデマキバオーは違いますよ
 ヒノデマキバオーのことは僕より彼の方がわかってる
 それで十分ですよ。
 大丈夫です」


 これにてひとまず、管助との出会い編は終了なのかな…?
 いまひとつ正面衝突に至らず終わってしまった感じですが。

 そしてこの後、ハヤトとマキバオーはトメさんの発案でしばらくサバイバル生活を!?
 突然なんだーー?
 なんか新展開みたいですが、やっぱりこのサバイバル生活に雷電が関ってくるんでしょうね。
 …で、アマゾンはいつ絡むんですか?
 
 最近、チョット展開が遅めの気がします。
 感想が遅れ気味の管理人には好都合ですが。


 追記

 海岸での遊びの時、マキバオーにブレーンバスターをかけるハヤト…
 どんな怪力野郎!?


週刊16


 で、気がついたら今週は月曜祝日のため既に次週号が発売してたので続けて感想。

 ハヤトたちが海辺で野宿生活を送る一方、いまだ逃亡中の雷電は彼らのはしゃぎ具合を見て「競走馬か…気楽な稼業だな」と一言。

 そして高知競馬場では…

「しかし黒船賞は参ったな」「ああ、ロックは反則だぜ」

 と他人事のように語っている騎手たち。
 (語ってるのが馬じゃないのが残念)
 ゴールデンバットもショックのあまり休養に入ったらしいぜ…
 と、口にした瞬間!

「ほう そいつは知らなかったぜ」

 
ゴールデンバット復活!
 おやっさんの騎乗のもと、普段どおりの走りを見せる。
 おおおー!まるでニトロ!
 まだまだバットのダンナはやってくれるぜ!!

 そしてもう一つ注目のキャラは騎手の
「谷さん」
 今までもたまに登場してましたが、今回は福留のおやっさんがかつては名物ジョッキだった…という逸話を語ってくれました。
 まあ、「1日8レース騎乗5落馬」という方向の逸話ですが…
 大人の人格者といった感じで今後も出番がありそう。

 で、再び海岸。
 数日もすると海辺の生活も飽き飽きのハヤトとマキバオーですが、実はこの数日中に足の怪我が治りつつあることが判明。
 桂浜の海の成分が怪我に良いそうで。おやっさん、なかなか策士だ。
 
 で、再び高知。
 マキバオーの僚馬、次走はココナッツクランチ(通称小夏)が出走。
 本命におされているということで気合も入るのですが…

 なんと、マキバオー長期休養がすっぱ抜かれて新聞に掲載!
 これがどういいうことになるか…

 答は

 

 ガラガラの競馬場。



「えらいことだぜ―」


 マキバオーを無理に走らせなければならなかった現実が、そこにある!


 次号、この危機的状況にあの男が動いた!?
 って煽り文に書いてますが、誰でしょうね?もしや
谷さん!?

 ジャンプの次号予告はあてにならないと銀魂でも言われてましたがプレイボーイはどうかな〜〜


週刊17馬〜週刊19


 もう、遅れることに慣れすぎた今日この頃。
 遅れた分、画像つきで一気に3週分いきまっせー。

 まずは今回出走のココナッツクランチ。通称小夏。
 レースは
省略されてハナ差で2着。
 謝る小夏ですが、休まず働く馬たちに調教師やジョッキーが不満を持つはずも無く

「このまま頑張ってくれればいいよ…
オレたちは

 なぐさめます。
 そして…

「あとはお前の気持ちの問題や…」


「ほぼ並んでゴールしても
2着は負けや…
 …それが悔しいと思うかどうか」



「悔しかったら…次がんばろうぜ!」

 …これこそ
 
いままでの「たいようのマキバオー」に一番足りなかった台詞だ!
 他人のためでなく、自分のためにどれだけ戦えるか。
 ハヤト、だんだんわかってきたな!



 さて一方、気持ちの問題以前の問題も解決しなければいけません。
 つまり、ガラガラの競馬場。

「この危機的状況にあの男が動いた!?」


 との煽り分で今回に続いた先週号。

 はたして「あの男」とは?
 そしてどんな動きを見せるのか?

 答えは…




 
福留のおやっさん!!

 「たいようのマキバオー」、ついにダービーに向けて物語が動き出す!?

 もちろん、今のマキバオーの戦跡では日本ダービーなど出走自体が不可能。
 おやっさんが目指すのは黒潮ダービー。
 中央でなく地方の三冠レース。

 しかし、たかが地方、と侮るなかれ。
 ダービーを走り、ダービーを獲るマキバオーの姿を思い浮かべ…

 

 守銭奴、広報の吉田もこの表情!

 十分狙えるし、策もある、と自身のおやっさん。

「わかりました。万全に仕上げ必ず勝ってください!
 それが調教師であるトメさんの仕事です。

 私はイロイロなメディアに働きかけ
 この盛り上がりつつあるマキバオーブームの火を守ります。
 それが広報である私の仕事…

 お互い
プロとして

 きっちりやりとげましょう!」

 あ…
熱いぜ吉田!
 
 いや、正確に言うと…

 熱
かったぜ!…この時までは…

 


週刊18


高知競馬の危機は
 わたくし吉田が救います!!



 扉絵からトバしてる吉田さん。
 
 マキバオーは休養中にも関らず競馬場は満員御礼!
 しかし、そのカラクリは……

「マキバオー、ダービーへ向け2勝目を狙う!」

 …マキバオーの出走登録。

「てめえ結局は文太頼みかよ!
 今日は走らせねえって言っただろうが!」

 詰め寄るハヤトですが、吉田もそれは重々承知。
 では、策とは…?



 うわあ…

 吉田さん、悪い顔をしてらっしゃる!



 先週はイイ顔だったのに…

 登録だけして走らせないという
 紛れも無い詐欺!
 
「オレは情けねえ…
 一瞬でもお前に感心したのが…」


 見事に読者の気持ちを代弁してくれるハヤト。

 次回予告!「最低の吉田に正義の鉄槌が下る!?」

 …ちなみにプレイボーイの次回予告は的中率50%ぐらい。

おまけ

「かけっこが大好きな子供が…楽しく走っている…
 そんな感じよ」


 雷電號がマキバオーを評して言った言葉です。
 まだ「競走馬」ではない。かけっこが大好きな子供。
 彼はいつ、競走馬として目覚めるのか。
 黒潮ダービー編で熱く目覚めることを願うぞ!


週刊19

 詐欺がバレることもなく、売り上げも普段以上だった競馬場。

 どうやら正義の鉄槌は下らなかった模様。
 大成功、とご満悦の吉田さん。
 ハヤトに非難されようと…

「売り上げや配当を操作しているとか…
 八百長をやっているとかそういった不正があるわけやない!!」
「ただ1頭の馬が当日走れなくなった…それだけ
 どこの競馬でもあることや」

「まったくもって」


「ジャスティーース!!!」

 すんません、このヒト、
面白すぎるんですけど!
 
 そしてなんと吉田さん、次の週にも同じ手を使う!
 
「ふざけんじゃねーーーーーー」

 憤るハヤト。しかし




 こっちはこっちで必死!
 
ヨダレと鼻水垂れてますよ。
 実際の所、イロイロとギリギリな勝負なんだろうねえ。

 しかし記者や客もバカではない。
 さすがに詐欺疑惑がわきあがります。
 
「じゃあ来週は出走するんですかね?」
「客寄せのインチキじゃないなら走れますよね!」

 問い詰められるハヤト。
 ここで走らせればまた連敗の頃のマキバオーに逆戻り。

 
 …マジでどうするの!?
 吉田に全責任押し付けたところで高知競馬への不信感は残るだろうし、そうなれば赤字→競馬場閉鎖だろうし…。
 
 次号、苦渋の選択を迫られた二人の決断は!?

 …あ、二人ってのはハヤトとトメさんね。
 吉田は逃げましたんで。


週刊20馬 わかっちゅう…


「すまない 文太」
「この通りや 許してくれ」

トメさん、男の土下座!


「ダービーのことは忘れてくれ…」

…そう、都合の良い名案など無い。

もう怪我も治って、前のレースのように全力で走れるで!
と、意気込むマキバオーだが…

「前のレースみたいにか…」「そいつは困る…」

「ケガされては困るんじゃ」

「来週から走ってもらういうのは…
ただ来週復帰するいうことやない…」

「毎週毎週走るいうことや」



…客寄せパンダに逆戻り
しょせん儚い夢だったのか

高知競馬存続のため、マキバオー人気に頼るしかない。
ガラガラの競馬場を重い、マキバオーも全てを理解する。

そして…

んにゃはははは いややな〜おっちゃん
オレは別にダービーやの一番やの どうでもえいがよ
みんなが喜んでくれたら それでええ



みんなのために。

夢を諦めて笑うヒノデマキバオー

なんてステキに悲しい奴だろう。

思えばミドリマキバオーはエリートだったんだな…

「前作との差別化」というのは
続編漫画に常に付きまとう難関ですが
「たいようのマキバオー」は「みどりのマキバオー」とは一味違う!

ひとたび挑戦を志し、しかし諦めざるを得ない文太
その胸中やいかに!?