オリジナルGM
(スナイパー風)

- ア・バオア・クー宙域 -

 トニス曹長のライトアーマーを先頭に、小隊が突撃を開始する。
 ギル・ギルダー中尉はその最後尾から味方を押し上げるように青いスナイパー・タイプを走らせた。
 先行した味方機を打ちとそうと躍起になるザクが見える。
 一閃…!ロングライフルが打ち抜く。直撃! ザクの重厚な機影が一瞬で火の玉に変わり、沈んでいった。
 続けざまに、乱射。混乱が敵陣に広がる。

「いけるか……!」

 青い影が宇宙を横切る。
 ギルダー小隊は、一本の矢となって、敵陣を貫いていった。

 オリジナルのGMです。
 使用キットはGMクゥエル、GM改スタンダードカラー、ガンダムヘッドのGMスナイパーII
 と、言っても首から下は全部GMクゥエルで、頭部のみGM改。
 バイザーはガンダムヘッドを流用して接着しただけ。
 そう、写真では良くわかりませんが、実はアレ、ゴムなんです。
 改造と呼ぶのもおこがましい……
 でも、GMスナイパーIIっぽい頭部を作りたかっただけなので、そういう意味では満足。
 設定上は一応、GMスナイパーIIの改修機ということになってます。
 (言葉の上だけの設定で、プラモ上の説得力が皆無…これぞヘタレの証明!
 ……早くスナII出ないかなあ)
 カラーリングは、青の部分はガンダムカラーのティターンズブルー
 薄い水色はライトブルーです。

 余談ですが、上のストーリー文、順に見て頂いた方はお気づきのとおり、
 GM(ライトアーマー風)のストーリーとつながってます。
 思いつくまま書いていたらだらだらと長くなりすぎたので、
 上に掲載してあるのはショートバージョンです。
 ロングバージョンはこちら。いつかちゃんとした小説として書き上げたいなあ。


- ア・バオア・クー宙域 -

 シールドとバズーカ弾がぶつかり、敵機の目前に無数の破片が飛び散った。
 敵機が目標を見失う。一瞬の空白を利用して、ギルダーのGMは身を翻した。
 ぐらり…宇宙が反転する。そのままライフルを構えた。
 モノアイが最後に移したもの。
 それは逆さ写しになった、青いバイザーつきのモビルスーツ……
 閃光が走り、 全ては光の中に消えていった。
 アクロバット!
 逆さ撃ちをやらせてみました。
 GMに派手なアクションは似合わない…という人もいますが
 たまにはこういうのもいいんじゃないかと。
 フラッシュの関係で、一つ目の写真より明るい色に見えます。
 



- ソロモン改めコンペイ島 -

 つい先日までソロモンにと呼ばれていたその要塞は、今はかつて進入者と呼んだ者たちのねぐらとなり、昨日までの母国、ジオンを滅ぼすための前線基地として、その姿を変えつつあった。
 連邦軍の新型モビルスーツが次々と運び込まれる。

「話に聞いていたスナイパータイプというのは、これか?」

 ギル・ギルダー中尉が窓辺から青いモビルスーツを見下ろす。

「現在機動テスト中です。機動性は良好ですよ。最終チェックは中尉ご自身にやってもらいます」

 技術屋が物知り顔で解説した。
 バイザーつきのGMが軽くサーベルを振る。見得を切るようなポーズで静止。横顔はまるで、精悍な戦士といった様子だった。

「強そうだな?」

 率直な感想を述べる。

「もちろん、最新型ですから」

 若い技術士官は無邪気に笑うのだった。

 サーベル装備でポーズを取らせてみました。
 お気に入りのポーズ。
 背景がダンボールとカーテンなのはもはや突っ込み無用
 きっとコンペイ島はこんな場所だったんですよ(大嘘)


- ソロモン改めコンペイ島 -

 窮屈なコックピットの中、カメラ・アイが捉えた映像にほんのわずか、影が走る。上方にターゲット! 知覚した瞬間にライフルが敵に吸い付いた。センサーと体とが拾ったかすかな反応に、照準がぴったりとついていく。

 「視野が広いな…」

 ギル・ギルダーはこの新型のスナイパー・タイプの乗り心地を、そう表現した。
 確かに、技術屋が自慢するだけのことはある。

 お次はライフルでポーズ。
 GM改のロングライフルですが、
 青とライトブルーで塗り分けてヒロイックな雰囲気の武器にしてみました。
 ちなみにバイザーは接着してあるのでギミック無しです。動きません。




- サイド3宙域 -

 スナイパータイプが速度を上げた。既に最大速度である。
 操縦棹を最大に押し倒してもなお、敵影は遠ざかっていく。圧倒的なスピードだった。
「クソッ!」
 コックピットが激しく揺れる。振動でモニターの画像がぶれる。二重、三重に重なった敵のシルエットが果てしなく遠かった。
「……!」
 唐突に、イメージが浮かぶ。敵のターゲット!
「ブルーホースか!」
 それは彼らの母艦。
 ノーマルスーツの中で汗だくになった手が必死で目標の位置を打ち込み、ライフルを構える。

 やたら急いでるGM。
 母艦が狙われているというシチュエーションです。
 相変わらずストーリーが長くなったので、続きはこちら

 ちなみに小説用の固有名詞が出てきたのでちょっと解説。
 脳内設定ではこのGMはブルーホース隊所属モビルスーツ第02小隊、
 隊長の名をとって通称ギルダー小隊の隊長機となってます。
 ブルーホースは青いペガサス級だと思ってください。模型なんてどこにも無いけど。
 いろいろ設定は考えてますが、
 やっぱりこんなところで披露しても見てる人が困るだけだろうから、
 ちゃんと小説書きたいですなあ。


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