皇騎士奮闘記

 

8、ブリティス奪還

 こちらフォーミュラ部隊。
 ブリティス城一階に辿り着いた我々は聖杯のあるはずの円卓の間に急ぐ。
 傷薬やぶどう酒がかなり少なくなっているため、一旦外に出てみたのだが、
 樹海に囲まれて目の前のバーリントン市にいくこともできない。
 仕方ないのでそのまま進むことにする。
 さすがに敵の攻撃も厳しく、ザコのはずのスキウレドラゴンは
 ボス並みの攻撃力でパーティを壊滅状態まで追い込んだ。
 プラスと闘士Jrが死亡。
 そして階段の前にはボスらしき相手が。
 とりあえずは闘士を『奇跡の薬』で生き返らせる。ボスとの戦いでは奴がいなければ話にならない。
 ある程度の回復をして、ボスのザビ・ギロスとの戦闘に突入。
 闘士だけが頼りであるため、剣士に名乗りをあげさせ、攻撃をひきつける。
 闘士が気合。僧侶は回復又は闘士にぶどう酒。
 幸い、敵の攻撃は単発攻撃のみらしく、私と剣士が交互に攻撃を受けるうちに倒すことができた。
 どうやら既に聖杯は奪われたようだが、とにかく円卓の間を目指す。
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 僕たちクラウン部隊は城の最上階にいきなり辿り着いた。
 ここから円卓の間を目指して下っていくことになる。
 途中、ザコの激しい抵抗に会うが、ボスまで難なく辿り着く。
 なんでもこのボス、ダギ・イルスはガンタンクRの弟子だったらしい。
『師よ。まだ気付かぬのか。力こそが正義であると』
『この、馬鹿弟子がァァァァァッ!!』
 というやり取りの末、戦闘突入。
 こいつはなんとMPへの攻撃、『マインド』の呪文で挑んでくる。
 この呪文、一撃でMPを根こそぎ奪い取るほどの強烈なもの。
 ちなみにMPが0になると戦闘不能だ。
 回復用のぶどう酒さえあれば取るに足らない相手のはずだけど、
 あいにく太陽の塔からずっとMP攻めにあっていた僕たちにそんな持ち合わせは無い。
 1ターンに一人人が死に、ついに僕も倒れてオートバトルに……
 しかしヘビィが残っていて良かった。
 何とかギリギリでダギ・イルスの撃退に成功した。こんな相手はもう嫌だ。
 ダギ・イルスは自分が負けたことで信念が揺らいだらしく
『正義とは一体なんなのだ』
 と、禅問答モードに入ってしまう。
 力が正義といっていて、しかも力で僕たちに敗れたんだから、僕たちを正義と認めろといいたい。
 とりあえずガンタンクRの情けで命は助けることに。甘いよ。
 僕たちは円卓の間に急ぐ。

 円卓の間の前ではフォーミュラ部隊が待っていた。
 先に突入すればいいのに。根性なしめ。
 一緒に円卓の間に突入するとそこにいたのは黒騎士。
 以前僕たちに全治一週間の怪我を負わせたダークナイトマーク2だ。
 まだ僕の命を狙ってるらしい。しつこいよキミ。
 12人がかりで袋叩きにしてやりたかったんだけど、風騎士マーク2が間に割って入った。
『あなたは私の兄さんでは!』
『何ッ!? 俺と同じ顔……』
 名前が同じ時点で気づけよ。
 ダークナイトは突然の頭痛に悩まされて帰っていった。
 そして円卓の間に誰かの声が響く……

 それは僕のオヤジ、キングガンダム1世の魂だった。
 オヤジは僕の成長を喜び、僕をキングガンダム2世に任命。
 さらに仲間たちを新生円卓の騎士団と認めた。
 しかし円卓の騎士は本来13人で、一人足りないらしい。誰なのかはわかった気がするけどね。
 この場面専用のムービーが書き下ろされてる辺り親父も死んでるくせに自己主張が強すぎる。
 そして聖杯を手にしたものは不老不死になるという話と、
 ザビ家を倒せという指令を残して去っていった

 ザビロニア本国突入に向けて、ここで再び部隊編成。
 マーク2はダークナイトとの戦いで負傷したので強制的に後発部隊のフォーミュラ隊に所属。
 そしてここで僕、キングガンダム2世の部隊に選ばれたのは……
 F91、剣士・闘士・僧侶・プラチナロード。
 マーク2がフォーミュラ側に行く以上、同等以上の能力を持つF91はこちらに回したい。
 いつも流星の騎士団を連れて行くのも飽きるのでフォーミュラからJrたちを借りてみる。
 後一人はやはりいつもフォーミュラ側だったプラチナロード。
 能力バランスも、ちょうどいいだろう。
 そこそこの攻撃力を持つ僕と、高い攻撃力のF91、最強クラスの攻撃力、闘士Jr
 魔法が使える僧侶に、数合わせの残り二人。
 フォーミュラ部隊の方は
 二回攻撃のレッドウォーリアと、高い攻撃力のマーク2、最強クラスの攻撃力、ヘビィ。
 魔法が使えるガンランクRに、数合わせの残り二人。
 リーダーの癖に弱いよ、フォーミュラ。
 レッドウォーリアはボス戦では役に立たないので、またフォーミュラ隊は少し苦戦するかもしれない。
 ま、仕方ないか。

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