第4話 決戦、ゼダンの要塞
ゼダン地方にあるソドンの町は今までに無い大きな街だった。
気のせいか、BGMまで違う。
で、チェスターの町と喧嘩をしていて困っているだとか
仲直りの手紙を届けてくれとか頼まれつつ(またお使いかよ)
8個もたまっていたガンダリウムで武器を補強
とりあえずはプラスの鎧とフォーミュラの剣を+4まで上げて、後は様子を見ることにする。
ここで知恵者で誰にでも手を差し伸べてくれるとかいう僧侶と出会うことになった
その僧侶によると、なんでもゼダンの要塞は二手に分かれてせめないと落とせないらしい。
で、宿屋で作戦を立てろといわれたのでおとなしく宿屋に。
そしたら、いたよ、アイツが。マーク2が。
なんでもようやく力を認めて仲間になってくれるそうだ。
どうやらようやく僕の偉大さを理解したらしいね。遅いよ。
パーティが7人になったところで二手に分かれる作戦を開始。
もう一方のリーダーにはフォーミュラを任命。一応、最古参だし。
で、パーティの区分だけど
やはりレッドウォーリア・ヘビィ・マーク2の三人、いわゆる流星の騎士団はセットで使いたいので、フォーミュラにはプラチナロードとプラスを押し付けることにした。
まあ、弱い方から順に三人、フォーミュラ隊に所属することになったけど、ガンダリウムで補強できるだろう。
早速作戦開始と思ったら、なんか宿屋で盗難騒ぎが起きて、足止めを喰らってしまった。
こんなぼろい宿屋の事件と要塞攻略作戦。どっちが大事かぐらいは分かりそうなもんだけど、どうやら宿屋のおかみは自分の金の方が大事らしい。愚民どもめ。
仕方ないのでフォーミュラ隊だけ先にいかせることに。
やれやれ、僕はオヤスミだよ。
しばらくするとフォーミュラから連絡が届いた。
なんでも戦力不足なのでフォーミュラとプラスの武器レベルを一つ上げたらしい。
プラチナのも上げようと思ったらガンダリウムが足りなかったとのこと。そういえば僕の手元にガンダリウムが4つほどある。事前に渡しておけばよかった。
敵が強く、味方は弱いため、一度全滅したとも書いてあった。ああ、僕の知らないところで名声が下がっていくよ。
それでも僧侶の助言を受け、眠りの森を越えて北から要塞を攻める作戦を決行。
森の近くに住む賢者に眠らなくなる薬をもらって森を突破。ついでにそこで宿屋の事件の犯人を見つけたらしい。
で、彼は自首してきた。
おかげで僕らが行動可能になったよ。
僕、ヘビィ、レッドウォーリア、マーク2の四人は早速僧侶の助言を受けに出発だ。
僧侶によると、僕たちは『ワープの谷』を抜けて正面から突破しなきゃいけないらしい。
キーアイテムの『銀の円盤』も手渡された。
さて、戦闘準備ということでステータスを確認すると……
マーク2のレベルは15。低いなあ。
他のやつらは平均18〜19。レッドウォーリアなんか22なのに……
そして武器・鎧。ともにレベル+3
やっぱりあの時仲間にするべきキャラだったんだな、こいつ。
しかしレベルが低くても能力値はプラスやプラチナロードよりむしろ高い。
武器・防具を+4にしてやると生意気なことに僕より強くなった。
悔しいから僕の武器は+5にしておくよ。
もう一つあまったガンダリウムはレッドウォーリアの武器レベルアップに使用。
基本攻撃力が低い変わりに、連続攻撃が可能なレッドウォーリアだから、補強しておいて損は無い。
ヘビィは今のままで十分。
ついでに、3つもたまった兵法の書をマーク2に全部使用。これで一気にレベル18。
戦力的に申し分ない状態だ。
武器レベルが一つ下だというのに、レッドウォーリアより攻撃力が高いし。
こんなことなら早めに仲間にしておきたかったよ。
ワープの谷は迷路のようになっていて、分岐を進むごとに瞬間移動。
何度か失敗しながら適当に進む遠くに侵入成功。
ゼダンの村というのがあるのでここで休むことにした。
何でもこの村ではペットの餌が討ってるらしい。その名もバイオミミズ。
何も言わずに一つ勝っておく。何かいいことがあるに決まってる。
この世界にバイオ技術があるのかとかそんなくだらないことはいまさら言わないよ。
逆さから読むと『カードダス』になるような世界に理屈を求めちゃいけない。
この村では子供たちがなにやらゼダンの要塞に攻め込もうと企んでいるらしい。
ガキ大将にあったら『計画は順調だ』とか言ってる。
わかったから子供は寝てろ。
ガキは引っ込んでろよ全く。
チキンゾックだっておまえらぐらい殺せるっての。
子供たちは放っておいて先に進むことにした。
途中、洞窟があったので入ってみる。
進んでいくと工兵ザクとかいう変な奴がいる。話し掛けると用心棒を呼んで逃げてしまった。
用心棒はオーガハンマ3体。初めて見る敵だけど、ヘビィが連続攻撃できるような遅い相手。
攻撃力だけはあるけど、苦戦もせずに勝利。
結局、さっきの奴は逃げたまま。姿からしてこの洞窟を掘っていた奴なんだろうが……
この洞窟がなんなのか、さっぱり分からないまま外に出る。
ゼダンの要塞に向けて、さらに進もうとすると、いきなり落とし穴!
どうやらさっきの洞窟に落ちたらしい。
要するにさっきの洞窟は『脱出する』ためのものであって、自分から入るべき場所じゃなかったわけだ。
先に言えよ。畜生。
死ぬほど面倒だけど、また地道に洞窟を戻っていった。
ご丁寧なことに魔法のはしごも使えなくなってるしさ。本当に二度手間だよ。
村に戻ると子供たちの視線がやけに優しい。
『お兄ちゃんたち、ゼダンの要塞に攻め込もうとして、落とし穴にはまったんだってね』
クソッ、何だよその哀れみの目は。
ガキどもは落とし穴を回避する方法を知っているといって、丁寧に教えてくれた。
クソガキごときに情報量で負けるとは屈辱だけど、仕方ない。
再度ゼダンの要塞にGOだ
子供たちから聞いた目印を元に、落とし穴を回避して要塞内部へ。
扉の向こうにはどこかで見たような老人が一名。
どうやら街であった僧侶のようだ。
僧侶はガンタンクRと名乗って、さらに自分はもと円卓の騎士の一人だと言い出した。
だったらフォーミュラやプラチナとは知り合いのはずだけど、気付かなかったのかな、あいつ等。
とにかくガンタンクRをパーティに加えてGO。
初めて加わった魔法使い系だけど、ヒールの魔法以外は使い道がなさそうだ。
傷薬を大量に買いこんだのと同じようなものかな。
既に総勢5名の大所帯。
敵との戦いもかなり楽になった。
進んでいくとどこかで見たような奴が階段を守ってる。
アレは確か、アイル砦で倒した呪騎士リゲルグだ。
『影武者を倒してくれたようだが、本物の私はそうはいかんぞ』
ということらしい。
相変わらず二刀流がいやらしい。
ほとんど1ターンに一人、死んでいく。
気がついたら僕とヘビィ、ガンタンクRだけになっていた。
戦力として一番役に立たないのはガンタンクRの爺さん
……
…………
爺さん、死んでくれ。
僕は爺に名乗りをあげるように命令した。
これは敵の攻撃をそのキャラに集中させるコマンド。
リゲルグは素直に爺を狙ってくれた。これでまた1ターン稼げたわけだ
その甲斐あって次のターンでリゲルグを撃破。ありがとう爺。
リゲルグは死ぬ間際に僕に呪いをかけていった。
なんだか気味が悪いけど、今は仲間の回復が先だ。
ゼダンの村まで戻って回復。
ついでに手に入れたガンダリウムで全員(って、まあヘビィとマーク2だけなんだけどさ)の武器レベルを+5まで上げておく。ああ、爺は別ね。
そして三度要塞に突入だ。
要塞を進んでいくとどうしても開かない扉を発見。
しかたないのでフォーミュラたちの到着を待つことにするよ。
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