第4章 空に舞う |
1、寒い国にて シグルドの父、バイロンはクルト王子殺害の罪を着せられ |
レヴィン 「コソコソ……」 フュリー 「何をしているのですか、レヴィン王子」 レヴィン 「いや、別に……」 マーニャ 「王子、ラーナ様がお呼びです」 レヴィン 「今、居留守中なんだ。後で来てくれ」 マーニャ 「王子。いいわけは王妃の前で」 レヴィン 「ウッ! ゴホッ、ゴホッ、だめだ。仮病が悪化した! これでは母上には会えない……」 マーニャ 「分かりました。そう伝えておきましょう」 フュリー 「姉上、良いのですか?」 マーニャ 「ええ。ラーナ王妃、かくかくしかじかであります」 ラーナ 「レヴィンは篭城の構えですか。面白い……。マーニャ、あれをここに」 マーニャ 「ハッ、既に用意しております」 ラーナ 「さすがはマーニャ。フッフッフ……馬鹿息子。近づかずともここからお仕置きは可能じゃ!」 フュリー 「その魔道書は……」 ラーナ 「ブリザード!!」 レヴィン 「うおぉぉぉぉぉ!! 遠距離攻撃かァァァァァ!!!」 今、雪の国に嵐が吹き荒れる! シグルド 「親子の交流はすみましたか、ラーナ王妃」 レンスター御一行さま、退場〜 エーディン「ミデェール。貴方が落としたのはこの鋼の弓ですか? それとも銀の弓ですか?」 男の友情が深まったようだ…… クロード 「いやはや、寒いですねえ」 |
2、悲しい犠牲……再び 進軍を開始するシグルド軍 |
マイオス 「レヴィンが帰ってきたか」 ディードバ「はい」 マイオス 「王位継承権はとっくに放棄したと思っていたが……おのれ! いまさらのこのこと……」 ディードバ「ご安心下さい。シレジア四天馬騎士の一人ディードバ。必ずや王子をしとめてご覧に入れましょう」 マイオス 「うむ。兵の準備はどうなっておる」 ディードバ「既にグブリ司祭を雪原の中に配置しています。まもなく進軍を開始します」 マイオス 「頼んだぞ。シレジアは我等のものだ!」 雪原では…… グブリ
「寒い……」 いろいろ大変なことになっていた。 シグルド 「じゃ、進軍するぞ。ああ、その前に闘技場はもちろん行っとけよ」 と、いうわけで雪原の魔術師たちと対決 部下 「グブリ司祭! 敵が来ました! 起きてください!」 シアルフィ三騎士の一人、緑のアレク、死す!! シグルド 「それは置いといて、シルヴィア。あそこの村を解放してくれ」 で、マイオス公の立てこもるトーヴェ城 レヴィン 「よう、叔父さん。久しぶりだな」 |
3、頑張れ悪い奴 シグルドがトーヴェ城を制圧する頃、 |
ダッカー 「よし、シグルドたちは城から離れている。今のうちにシレジア城を落とせ!」 パメラ 「四天馬騎士最強の私にお任せあれ」 ダッカー 「うむ。強力な援軍も呼んであることだしな……ハッハッハ」 シレジア城からはラーナ女王の腹心、マーニャが出陣! パメラ
「ここで遭ったが百年目! 決着をつけるぞ、マーニャ!」 かくして去ってゆく弓騎士団バイゲリッター。 パメラ 「さて、これからの作戦を決める。各部隊長を集めろ」 こうして北に向かうパメラ。しかし…… パメラ 「どういうことだ?
シグルド軍は既にシレジア周辺まで移動済みだと?」 |
4、死神部隊の行軍 レックス達がパメラを討ち取った頃、 |
一方、シグルドたちは シグルド 「よし、逃げてきた民衆を適当に助けとけ」 そしてザクソン城へ向かうシグルド軍 シグルド 「じゃ、私が突っ切るから、後の始末を頼む」 こうしてシレジアの内乱は幕を閉じた…… シグルド 「さて、そろそろグランベルに乗り込むか」 第4章、終了 |