第1章 精霊の森の少女

 

1、死神王女をゲットせよ

エーディン救出の名目でヴェルダンに侵略を開始したシグルドたち
彼等の運命は?

オイフェ 「あれ? なんか背景が緑ですね」
シグルド 「森だからな。それっぽい壁紙と色にしてみた」
オイフェ 「文字が読みづらいんですけど……」
シグルド 「かといって全編通してこんな色の文字でも困るだろ」
オイフェ 「背景の方を変えればいいじゃないですか」
シグルド 「それじゃ、雰囲気出ないだろ」
オイフェ 「ピンクの文字はもういいですから……」

 と、阿呆な話をしているうちに、ノディオンからエルトシャン登場。

エルト 「おい、シグルド。どうして俺は名前を省略されているんだ」
シグルド 「いや、長いから」
エルト  「少し行をずらせば何とかなるだろ」
シグルド 「それも面倒だし。あ、そうそう、いつものようにこの城の守り、お願いね」
エルト  「まあ、俺の見せ場の一つだからな。それとシグルド、重要な話がある」
シグルド 「何だ?」
エルト  「今回はちゃんとアレスをつかえよ」
シグルド 「まあ、多分そうなると思うぞ。なにしろ・・・・・・ごにょごにょ」
エルト  「……! お前、ついに……。
      そうか。それなら今までのようにアレスの影が薄くなることも無いな」
シグルド 「切り札みたいになるだろうな。まあ、楽しみにしててくれ」
エルト  「ああ。じゃあ、2章、3章でまたな」

 去っていくエルトシャン。

ノイッシュ「さて、次はアイラを仲間にするんだったな」
アレク  「ああ。相手が斧なら俺たちの活躍も夢じゃないぜ」
アーダン 「全くだぜ」
アゼル  「何、夢みたいなこと言ってるんですか」
アレク  「うおっ! いきなり何だよアゼル」
アゼル  「シグルド公子からの伝言。三人は留守番だって」
ノイッシュ「は……? もう?」
アゼル  「もう」
アレク  「まだ始まったばかりなのになんで切り捨てられなきゃいけないんだよ!」
アゼル  「ボクに言われても仕方ないよ。決まったことなんだから。じゃ、そういうことで」
アレク  「………」
ノイッシュ「………」
アーダン 「………」

 こうしてシグルド軍は進軍を開始した。

シグルド 「今気づいたんだが、これって『シアルフィ軍』じゃあないんだな」
レックス 「どこをどう見たらシアルフィの軍になるんだ。
       シアルフィ所属なのはオイフェ含めてもたった5人だろう」
シグルド 「そうか……もはや完全に私の私兵なんだな、この軍」
レックス  「何をいまさら……」
アゼル  「僕たちなんかたった二人で家出して軍に加わったぐらいだからね。 
       正規軍だったらそんなの、受け入れるはずも無いよ」
ミデェール「ユングヴィにシアルフィ、ドズルにヴェルトマー。
       既に公爵家オールスターに近い状態ですよね」
シグルド 「まだエーディンは加わってないけどな」
ミデェール「これにフリージ家のティルテュ、
       エッダ家のクロード神父が加わるとまさにオールスターですよ」
アゼル  「バーハラ家のディアドラさんもね」
レックス  「そう考えると凄い軍隊だな」
ミデェール「さらにレンスターのキュアン王子もいて、
       シレジアのレヴィン王子、ヴェルダンのジャムカ王子、イザークのアイラ王女も加わりますし。
       足りないのはアグストリアとトラキアぐらいじゃないですか?
       しかもアグストリアも盟主じゃないとはいえノディオンのラケシス姫がいますし」
シグルド 「……なんだ、我々だけで世界制覇が可能じゃないか」
レックス 「随分危ない発言だな」

 一方ジェノア城。
 イザークの王女で今は傭兵に身を落としたアイラと、ガンドルフの弟、キンボイス王子。

キンボイス「わかってるな。お前が逆ら」
アイラ  「わかってる」
キンボイス「………」
アイラ   「………」
キンボイス「………」
アイラ   「どうした?」
キンボイス「お前が逆らえばあのガキの命は」
アイラ  「だからわかってるっての」
シャナン  「アイラ、早めに戻ってきてね」
アイラ   「まあ、シグルド王子がどれどけ早くここを落とせるか次第だな」
シャナン  「僕、この城もう飽きた。さっさと他のところ行きたい」
アイラ   「心配するな。もうすぐだ」
キンボイス「おい……」
アイラ   「なんだ?」
キンボイス「……いや…」
アイラ   「何も無いなら出撃するぞ」
キンボイス「あ、ああ……」

 さらに西のマーファ城内。ごそごそと家捜しをする子供が一人。 

デュー  「えーっと、あったあった。借金の契約書。ついでに土地の権利書。
      それからクレジットカードに、判子も」
ジャムカ 「助けてもらえると思って最近遠慮が無いな、デュー」
デュー  「あ、ジャムカ」
ジャムカ 「あ、ジャムカ、じゃないだろ。一応うちの城だぞ」
デュー  「いいじゃん。どうせ後で仲間になるんだから」
ジャムカ 「他には何も手をつけてないだろうな」
デュー  「例えばこんなのとか?(ノートを取り出す)」
ジャムカ 「そ、それはまさか……(汗)」
デュー  「結構多感な少年時代を送ってたんだねー。この日記、高く売れるかな?」
ジャムカ 「それは俺の青春の日々だ! 返せ!」
エーディン「いいじゃない、結構感動したわよ〜、あなたの日記」
ジャムカ 「エーディン! 何で君まで……」
エーディン「どうせ逃がしてもらうなら少しくらい路銀があったほうがいいでしょ」
ジャムカ 「……ハァ。昔は違ったんだがな〜。清純派だと信じてたのに。
       つれて帰ってテゴメにしようとするガンドルフ兄貴を必死で止めて、牢から逃がしてやったのに……」
エーディン「昔は私もそれで感動したわ〜」
ジャムカ 「何言ってるんだ。その時、君はよりによってアゼルとくっついたくせに」
エーディン「あなただって何の脈絡も無くアイラさんとくっついたじゃない」
デュー  「うーん、オイラもう一回アイラさんとくっつきたいな〜」
エーディン「アイラさんは一回目のプレイがジャムカ、次のプレイでホリンで、
       その次のプレイはデューとだったのよね、確か」
ジャムカ 「生々しいこと言うなよ」
デュー  「そういえばエーディンとジャムカがくっついてるの一回も見たことないな〜」
ジャムカ 「……エーディン、一回ぐらいいいだろ?」
エーディン「あなたもかなり生々しいこと言ってるわよ」
ジャムカ 「………」
デュー  「ねえエーディン、オイラは?」
エーディン「そうねえ、もう少し大人になったら」
デュー  「オイラもうオトナなんだけどな〜」
ジャムカ 「と、とにかくそろそろ逃げろ。シグルド軍も進軍を開始したようだしな」
エーディン「そうね。それじゃ、また後でね」
ジャムカ 「ああ」

 エーディンとデューを見送るジャムカ

ガンドルフ「何ッ! 女が逃げただと!」
ジャムカ 「何だ兄貴。今ごろ気付いたのか?」
ガンドルフ「クソッ! 追え! アレは俺のもんだーーー!」
ジャムカ 「兄貴ぐらい分かりやすい悪役だったら悩みもないよなあ」
ガンドルフ「何か言ったか!」
ジャムカ 「聞こえてなかったのか? 頭も顔も耳も悪いな……」
ガンドルフ「…………」

 そしてシグルド軍はキンボイス率いるジェノア城の軍勢と、既に遭遇していた。

ミデェール「しかし王子様が城に引きこもらずに兵を率いて向かってくるとは、
       序盤にしては珍しい敵ですよね」
アゼル  「王子とは名ばかりの斧男だけどね」
レックス 「斧を馬鹿にするな」
アゼル  「でもやっぱりザコのイメージだし」
レックス 「俺に喧嘩を売ってるのか、アゼル」
アゼル  「別にぃ。本当のことじゃん」
レックス 「クソ……勇者の斧さえ手に入れればお前ごとき……」
ミデェール「はいはい、仲のよさをアピールしないでいいですから、戦闘しときましょう」
レックス 「こんな奴等、喋りながらでも相手できるさ。見ろよ、レンスター組はもっと余裕だぜ」

 敵の真っ只中にいるキュアン・フィン・エスリンを指さすレックス。

キュアン 「フィン、お前に稽古をつけてやろう」
フィン  「キュアン様! 敵に囲まれてます! 
      はっきり言ってそれどころじゃない状況です!」

キュアン 「それ、連続」
フィン  「うおわッ! 危ないじゃないですか!」
キュアン 「フィン、実戦なら死んでいたぞ!」
フィン  「だから今、実戦のさなかでしょうが!」
エスリン 「弱音をはいちゃ駄目よ」
キュアン 「もっと力をこめろ、フィン!」
フィン  「敵の攻撃避けるのに精一杯ですよ! アアッ! また喰らった」
キュアン 「フィン! ここをこうやってこのように力を……聞いてるのか!」
フィン  「祈り発動するほどHPが減ってるんですよ! 聞いてるヒマなんてありません!」
キュアン 「何を言うか。それだけHPが減れば相手の攻撃をもう喰らわないだろ。
       稽古に集中しろ、フィン!」

アゼル  「スパルタだね〜」
レックス 「アレがレンスター式か」
ミデェール「こんな状況でもちゃんと能力値がアップしてますよ。たいしたもんです」

 そのころ、敵将キンボイスは……

キンボイス「お、おかしい……アイラがいない……」
シグルド 「アイラならまだジェノア城付近でボーっとしてるぞ」
キンボイス「な、何……」
シグルド 「凄腕の剣士を仲間にしときながら、その剣士より先に戦場に出て討ち死にか。
       脇役って大変だな」
キンボイス「そんな……
シグルド 「喰らえ銀の剣!」
キンボイス「あべし」

 ジェノア城

アイラ  「キンボイスが死んだか。私の出番がまわってきたらしいな……」
シャナン 「アイラ、それじゃ悪役だよ」
アイラ  「フッ……今宵の必殺剣は良く切れる」
シャナン 「それは偽物の台詞」
アイラ  「まあ、心配するな、シャナン。すぐ合流できるからな」
シャナン 「アイラって何でも知ってるんだね」
アイラ  「5回目だからな」
シャナン 「ふーん?」

 そしてアイラ出撃

オイフェ 「誰をおとりにします? ジェノア城を落とすまで、アイラさんをひきつけないと」
シグルド 「そりゃ、フィンに決定だな」
フィン  「わ、私ですか?」
シグルド 「エスリンに回復してもらって、ちょうど後少しダメージを食らったら祈り発動できるHPになってるじゃないか」
フィン  「結構怖いんですよ、あれ」
シグルド 「囮といったら祈り。君ならアイラを殺しちゃうこともないだろうしね」
キュアン 「せっかくの出番なんだから、張り切れよ、フィン」
フィン  「はあ……」
アイラ  「流星剣ーーーッ!」
フィン  「ウワッ! もう来た!」
キュアン 「頑張れよ、フィン」
エスリン 「これも立派な騎士になるためよ(はらはら)」
ミデェール「大丈夫ですよ、死んでもたいしたことありません」
レックス 「おいおい、フィンをお前と一緒に……って、そうか。こいつも……」
アゼル  「そうそう、フィンは死んでも死亡扱いにならないんだよね」
フィン  「射程距離外から噂話はやめてッ!(涙)」

 一方シグルドは……

シグルド 「さて、フィンが敵をひきつけてる間に、盗人のごとく城を落とすか」
オイフェ 「公子……もうちょっとかっこいい例えを……」
シグルド 「じゃあ、鬼のいぬ間に雑魚を殺して銀の剣の☆集め」
オイフェ 「もっとイヤですね」
シグルド 「まあ、いいだろ。あ、城に着いたぞ」
敵隊長  「えーい、キンボイス王子の仇!」
シグルド 「制圧!」
敵隊長  「……あれ?」
オイフェ 「戦闘シーンは省略されました」

アイラ  「流星剣! 追撃! 流星剣!」
フィン  「た、助けてーーーー!!」
アゼル  「何だかんだいって、全部かわしてるよ。流石祈り」
キュアン 「私の修行のおかげだな」
アイラ  「流星……ン? なんだ、もうジェノア城が落ちたか」
フィン  「や、やっと終わった……。さっさとシグルド公子に話しに言ってください」
アイラ  「ああ、じゃあ、また後でな」

 そんでもって

シグルド 「やあ、アイラ、相変わらず流星剣ばっかりか?」
アイラ  「まあな」
シャナン 「あれ? アイラとシグルド王子って知り合いなの?」
シグルド 「まあ、なんだ。一応初対面ってとこだな」
アイラ  「5回目の初対面だがな」
シャナン 「ふーん?」
シグルド 「そうそう、今回も君には頑張ってもらうから。 
       特に剣を鍛える時にはね。期待してるよ」
アイラ  「そ、それでだな……シグルド公子」
シグルド 「何だ?」
アイラ  「つまり
……その……今回もホリンでいいか?
シグルド 「仲間が増えるたびにその手の話題が出るんだよな。
       そういえばレックスがアイラとくっつきたがってたぞ」
アイラ  「レックスか……悪くはないが……シグルド公子はそれには断固反対じゃあなかったのか?
       スカサハに武器が受け継げないからって」
シグルド 「まあ、成り行きに任せるさ」
アイラ   「………?」
シグルド  「さ、次だ、次」

 

 

2、哀愁のガンドルフ 

こうしてアイラはシグルド軍に加わり、ジェノア城も制圧された。
 一方、西のマーファ城から逃げ出したエーディンとデューは……

エーディン「ねえ、デュー。私のこと好き?」
デュー  「うん」
エーディン「じゃ、的になってくれる?」
デュー  「っていうか、それやらないとどうせ生き残れないしね」
エーディン「そう。頑張ってね」
デュー  「あいあーい」

 デューを囮にして無事敵から逃れていた。

デュー  「回避〜。盗む〜。また回避〜」
敵兵   「お、俺の金が……」
エーディン「でも「シーフ」って「こそどろ」とか、そういう意味よね。
       デューがやってるのは追いはぎじゃないの?」
デュー  「追いはぎか〜。イメージ悪いなあ。
       攻撃するたびに敵の全財産を掠め取れるようになるまで、結構苦労したんだよ。
       芸術家といって欲しいなあ」
オイフェ 「随分俗な芸術ですね」
デュー  「あ、オイフェ、久しぶり」
オイフェ 「一応初めましてって言って欲しいなあ」
デュー  「いまさら誰もそんなこと言わないって」
エーディン「オイフェがここにいるって言うことはシグルド公子もいるのね?」
シグルド 「当然だ」
エーディン「アアッ! シグルド公子! 会いたかった!!」
シグルド 「私もだよエーディン!!」
オイフェ 「何やってるんです?」
エーディン「ヒロインごっこ」
デュー  「ディアドラまでのつなぎの癖に」
エーディン「はあ……主人公とヒロインの再開だと思ったわよね、最初は」
シグルド 「私もあの時は若かった……まさかディアドラまでのつなぎだったとは。
       そうそう、マーファ城でディアドラとあってたんだろ? どうだった?」
エーディン「結構、鬱になってたわよ。「またか」って感じで」
ミデェール「エーディン様、それはみんな同じです」
エーディン「あら、ミデェール。今回はあなたが会話の権利をもらったの?」
ミデェール「移動力の差です。シグルド公子からは何の指示もありませんでしたので」
エーディン「……シグルド公子。ラナとレスターは使わない気なの?」
シグルド 「まあまあ、そんなに気を使わなくてもいいよ、今回は
エーディン「最大限に性能を引き出すのがあなたのポリシーだったはず……」
シグルド 「まあ、気にするなよ」
ミデェール「なんか、こんな調子なんですよ……」
エーディン「ふぅん?」
オイフェ 「ところでシグルド公子、質問があります!」
シグルド 「どうした?」
オイフェ 「ボクがNPCなのは、まだ子供だから戦えない、という理由でしたよね?」
シグルド 「ああ。そうだ」
オイフェ 「なんでデューは良くてボクは駄目なんです!」
デュー  「オイラ、オトナだよ」
オイフェ 「……どんな風に? どれくらい?」
デュー  「えーっとね、具体的に言うと子供が作れるくらい」
オイフェ 「……(完全敗北)」
シグルド 「我が軍でPCになる資格は子供を残せるかどうかだ。お前は十数年後に期待しろ」
オイフェ 「……どうせ生涯独身ですよ」

 そのころ、マーファ城のガンドルフ王子は……

ガンドルフ「キンボイスが殺られただと!! クソッ! こうなったらお前の出番だ。
       ジャムカ! 行け! 奴らを殺せ!!」
兵士A  「いませんよ」
ガンドルフ「へ?」
兵士A  「ヴェルダン城に帰りました」
ガンドルフ「な、なんでッ!(汗)」
兵士A  「手紙預かってますけど……見ます?」
ガンドルフ「よこせッ!」

ジャムカ(手紙)「兄貴。俺、まだ殺されたくないからヴェルダンに帰るな。
         兄貴はそこで死ぬけど俺がシグルド軍の誰かと結婚できたら、
         そのうちこの国は蘇るから、まあ、安心してくれ。
         あと、昔兄貴の漫画にジュースこぼしたの俺。
         ビデオに間違えて上書きして録画しちゃったのも俺。
         カードダスのキラキラカードを売りさばいたのももちろん俺。
         あの時はキンボイス兄貴に全部なすりつけたっけな。
         別に謝る気もないけど、一応言っとく。
         そんじゃ、さっさと死んでくれ。俺も第5章が終わったらそっちに行くから。
                                       byジャムカ

ガンドルフ「…………」

兵士A  「どうしました? ジャムカ王子はなんと?」
ガンドルフ「……ス」
兵士A  「は?」
ガンドルフ「よくも俺のカードダスをーーーーーーー!!!!」
兵士A  「ああ、私も集めましたよ。
武者ガンダム
ガンドルフ「馬鹿野郎! 
騎士ガンダムに決まってんだろうが」
ミデェール「疾風の仁宇と法術師ニュー、どっちが強いんでしょうね?」
ガンドルフ「うおッ! もう敵がこんなところまで!!」
ミデェール「お約束ですね」
ガンドルフ「お、お前は確か死んだはず……俺が殺したはず……」
ミデェール「残念でしたね。トマトケチャップを知らなかったあんたが悪いんですよ」
ガンドルフ「何ッ! ど、どうりで返り血が美味しかったと思ったら……」
シグルド 「遺言はそれでいいか? じゃ、銀の剣!」
ガンドルフ「ま、舞ってくれ!」
シグルド 「まだシルヴィアは仲間になってないぞ」
ガンドルフ「違う、待ってくれ! せめて最期に叫ばせてくれ!」
シグルド 「早くしろよ。後10秒」
ガンドルフ「これで勝ったと思うなよ! おまえ等の道は地獄へと続いている!
       この先第2、第3の怪人がおまえ等を迎え撃つだろう!
       あとジャムカ死ね! あ、分かった!カードダスだけじゃなくってお前、
      ビックリマンシールも」 
シグルド 「10秒経過」
ガンドルフ「たわば」

 こうしてマーファ城は制圧された。

 

3、もう一つの戦い?

 さて、時間は多少前後する。
 エバンス城の居残り組、
ノイッシュアレクアーダンは考えた。

アレク  「ヒマだよなあ」
ノイッシュ「せっかく今回は普通とは違うプレイにするって言ってたくせに」
アーダン 「今回もまたクラスチェンジできないのかな、俺」
アレク  「何言ってんだよ。お前は2章で確実に出撃できるんだからいいだろ」
アーダン 「イベントのためだけにな。たまには自分で追撃リングをつけたいもんだぜ」
ノイッシュ「あの道具は俺のように追撃さえあれば……というキャラのものだ」
アレク  「どうせお前はもらえないけどな」
ノイッシュ「………」
アレク  「し、沈むなよ……ただでさえこの広い城に三人っきりで寂しいんだから」
アーダン 「俺たち、騎士なんだし、召使とかはいるだろ?」
アレク  「画面上に出てきてない奴はいないのと同じだろ」
アーダン 「身も蓋も無いな……」

 と、その時。
 はるか西、アグストリア諸国連合に狼煙が上がった。

アーダン 「おお、ハイラインの……なんだっけ。あのハゲ」
ノイッシュ「エリオット王子だ」
アレク  「ああ、あいつが攻めて来たんだ」
アーダン 「どう見ても王子って面じゃないよな」
ノイッシュ「ガンドルフにも同じこといってこいよ」
アレク  「そもそも人のことどうこういえる面かよ、お前」
アーダン 「………」
アレク  「だから沈むなっての」
ノイッシュ「応戦するか?」
アレク  「ほっとけよ。どうせノディオンのエルトシャン王が片付けてくれるだろ」
アーダン 「しかしアグストリアって王家がたくさんあるんだよな」
ノイッシュ「諸国連合だからな。その中で盟主になってるのがシャガールの家なんだろ」
アレク  「ま、ほっとこうぜ。どうせ俺たちのレベルじゃ、何も出来ないしな」
ノイッシュ「そうとは限らないぞ」
アレク  「??」
ノイッシュ「ノディオンの援軍が敵と戦ってくれるんだから、漁夫の利を狙えば俺たちも手柄を立てられる」
アーダン 「なるほど。ノディオン軍が削った敵をしとめるんだな!」
アレク  「なるほど……いい考えだぜ」
ノイッシュ「よし、善は急げだ。出撃するぞ!」
アーダン 「おお!」

 一方ノディオン。
 ハイライン軍の進撃を察知し、ノディオンのエルトシャン王は阻止せんと出撃する。
 ……つもりだったが

ラケシス 「エルト兄様! 今度という今度は私と既成事実を!」
エルト  「あのな、ラケシス。俺たちは兄妹だぞ」
ラケシス 「兄妹であろうと構いません!」
エルト  「そもそも俺は既に結婚してるんだが……」
ラケシス 「私、そのようなことは一切気にしません」
グラーニェ「エルトシャン……そろそろ強く言ってあげた方がいいのでは?」
ラケシス 「アンタ誰よ。グラーニェ? そんな人ゲームに出てきた?」
エルト  「俺の妻だ」
グラーニェ「設定だけ存在してるのよ」
ラケシス 「……グラーニェとやら! 兄様から離れなさい!
      さもないと私の祈りの剣があなたを貫くわ!」
エルト  「よせ! ラケシス!」
ラケシス 「死ねーーーーーー!!」
イゾルデ 「エルトシャン……よろしいですわね?」
エルト  「………」
グラーニェ「連続! 追撃! 連続!」
ラケシス 「ま、まさか……!? グフッ!」
グラーニェ「この私に勝とうなど、愚かなことです」
ラケシス 「な、なぜ設定しか存在しないキャラがこんな強力なスキルを……」
グラーニェ「アレスの特殊スキルは誰から受け継いだと思っていたの?
       エルトシャンはスキルなしなのよ」
ラケシス 「ふ……不覚!」
イーヴ  「ようやく終わりましたか……。では、エルトシャン様。そろそろ出撃を」
エルト  「うむ。しかしハイラインのエリオットがもう少ししっかりした男だったらな……
       妹はあの男にくれてやるはずだったのに」
イーヴ  「無駄ですよ。
       ラケシス姫はもう5回もロードしてるのに相変わらずあなたをあきらめてないんですから」
エルト  「そうだったな……。じゃあ、行って来る。クロスナイツ、出撃!」

 そしてノディオン軍とハイライン軍の対峙

エリオット「エルトシャン! 妹を俺にくれるって言ったくせに、何なんだよあの女!」
エルト  「何を言う! 俺だってさっさとあんな妹手放したかったのに
       お前がアプローチ下手で上手くいかなかったんだろうが!」
エリオット「貴様よくも本当のことを!
       グランベルの軍勢など、もうどうでもいい! 皆の衆! エルトシャンを殺せ!」
エルト  「この魔剣ミストルティンにかなうものか!」

 エルトシャン率いるクロスナイツとハイライン軍の壮絶な戦い。
 しかし徐々にハイラインの兵は弱まっていった。

エリオット「クソッ! 仕方がない。今日の所は許してやろ」
アレク 「もらった!!」
エリオット「何ッ?」
ノイッシュ「エリオット、覚悟ーーー!!」
エリオット「お、おまえ等シグルド軍か?? わざわざ国境越えてきたのかよ!」
アレク  「こうでもしないと見せ場が無いんでな」
ノイッシュ「悪く思うな」
エリオット「こ、こんなやつ等に首をとられてたまるか……退却!」
アレク  「恐れをなして逃げたか……」
ノイッシュ「俺たちのあまりの強さにな」
エルト 「お前ら何やってるんだ?」
ノイッシュ「いえ、自分たちが攻められたら自分たちで守らなければ」
エルト  「まともな戦いには連れて行ってもらえなかったんだな?」
アレク  「分かってるなら言わないで下さいよ……」
エルト  「ところで……おまえ等の行為はかなりまずいんだが」
ノイッシュ「え?」
エルト  「グランベルがアグストリアに攻め込んだことになるからな。
       ただでさえ、最近、グランベル討つべし、の機運が高まってることだし……」
アレク  「で、でも先にハイラインが仕掛けてきたじゃないですか」
エルト  「確かにそうだが、まだ国境も越えてなかったしな。どうとでも言い訳できるんじゃないか?」
アレク  「………」
ノイッシュ「………」
エルト  「……まあ、黙っててやるから、さっさと帰れよ」
ノイッシュ「はい……」
アーダン「敵は何処だ!」
エルト  「お、お前もいたのか!?」
アーダン 「たった今辿り着きました。さあ、ハイライン軍は何処です」
エルト  「………じゃあな」
アーダン 「え?」
ノイッシュ「帰るか」
アレク  「見つからないうちにな」
アーダン 「え?」

 こうしてハイラインの侵攻は食い止められたのであった……

 

4、運命の出会い(いまさら)

 そして、マーファ城を制圧したシグルドは……
 出会いを求めて城下町をさすらっていた。

シグルド 「なあ、オイフェ。昔は本気で出会いを求めてたよな」
オイフェ 「気がたるみすぎですよ。ディアドラ様との初対面なんですから、もっと気を引き締めて……」
シグルド 「引き締めるまでも無く1ターンで結ばれるんだから、そんなに気にしなくてもいいだろ」
ディアドラ「私も選択の自由が欲しかったわ(鬱)」
シグルド 「おお、ディアドラ。随分鬱だな」
ディアドラ「5回も同じことやるとなれば誰だって鬱よ」
オイフェ 「あの……いきなり親しげに話さないで下さいよ。
       暴漢に襲われているディアドラ様をシグルド公子が助ける、
       というシチュエーションがちゃんと……」
ディアドラ「面倒くさいわ」
シグルド 「あいつ等どうせ逃げちゃうから銀の剣の☆集めにもならないしな」
ディアドラ「………。じゃあ、森に帰るから」
シグルド 「ああ、また後でな。そうそう、今回はサンディマ倒した後に君を仲間にするから」
ディアドラ「普段とは違う会話が見たいのね……」
シグルド 「ちょっとだけ新鮮な気持ちになれるだろ。じゃ、また後で」

 そのころ、ヴェルダン城。

ジャムカ 「よう、サンディマ」
サンディマ「これはこれはジャムカ王子。敵と戦いもせずに一体どうしたのです?」
ジャムカ 「その辺は演出だからな。
       まあ、三兄弟の仲で俺だけは仲間になるってことぐらい、
       
オープニングで顔が出た時点でみんな分かってるだろうけど」
サンディマ「……? ま、まあとにかく、さっさと敵を倒して来たらどうです?」
ジャムカ 「一応まとめとくと、サンディマってのは怪しいロプト教団の司祭で
       こいつが俺たちの親父、バトゥ王にあること無いこと吹き込んでグランベルを攻めさせた、と」
サンディマ「ハッハッハ。何を根拠に」
ジャムカ 「この後親父を殺すんだろ? ま、頑張れよ。目立てるのも後少しだからな」
サンディマ「………」
ジャムカ 「じゃ、出撃してくる。って言うか寝返りに行くんだけどな」
サンディマ「………」

 そしてヴェルダン城に向かうシグルド軍。

キュアン 「そう言えば、またジャムカをひきつけつために囮が必要なんだよな」
フィン  「(ギクッ)」
アイラ  「囮だったら私のときと同じ方法でいいだろう」
フィン  「待ってください。HPの調整が会わないことだってあるでしょう。
      ここは正攻法で、みんなで森の外で待ちましょうよ。それが一番安全ですよ。ね?」 
シグルド 「じゃ、フィンお願い」
フィン  「………」
ジャムカ 「連続! 追撃!」
フィン  「アアッ! もう来た!」
ジャムカ 「あれ? フィンか。俺としてはミデェールかアゼルあたりを射ちたいんだがな」
ミデェール「一度もエーディン様と結ばれたことが無いからってひがんでいるようですね」
アゼル  「見苦しいよね」
ジャムカ 「やかましい!
       普通に考えたら4回クリアして一回も俺とエーディンが結ばれないなんてありえんだろ!」
キュアン 「ほう、君はレスターに追撃リングを持たせろとでも言いたいのか?」
エスリン 「アレはリーフのものですからね」
ジャムカ 「だからって、この前なんかベオウルフとエーディンをくっつけただろ!
       弓さえ受け継げないアイツをくっつけてどうする気だよ!」
シグルド 「成長率に限って言えば優秀だったぞ。追撃もあったし」
ジャムカ 「………クソッ! 俺の怒りを今のうちにぶつけてやる!」
フィン  「私にぶつけないで下さい(涙)」
キュアン 「おお、フィンのHPが見事に『1』になったぞ」
エスリン 「もはや無敵ね。フィン大活躍」
フィン  「普通の活躍もさせて下さい。いっつもこんな役回り……」
ジャムカ 「思い出したぞ! フィン! お前も『ラナとの会話が見たい』とか言う理由で
       エーディンとくっつけられることが多いだろ!」
フィン  「そ、そんな」
エーディン「私のために争うのはやめて〜♪」
エスリン 「ああ、一度は言ってみたい台詞ね」
エーディン「さ、ジャムカ。さっさと仲間になって」
ジャムカ 「はあ……」
エーディン「安心して。今回のカップリングは私たちの自由らしいから」
ジャムカ 「本当か? シグルド公子」
シグルド 「まあな」
ミデェール「ま、あなたにもチャンスがあるって言うことですよ。よかったですね」
ジャムカ 「何が悲しくてお前に同情されなきゃいけないんだ……」
シグルド 「まあまあ。それじゃ、サンディマ戦頑張ってくれ」
アゼル  「あれ? シグルド公子は?」
シグルド 「森を越えずに観戦してるよ。ディアドラとの特殊イベントが見たいからな」
ミデェール「サイレスの杖なしでサンディマを倒すんですか……難しいですね」
キュアン 「確かに苦しいな。一番の戦力のシグルドまで使えないとあっては……」
レックス 「大丈夫だ」
アイラ  「自身満々だな? レックス」
レックス 「俺があの武器さえ手に入れれば何とかなる」
アゼル  「ああ、あれね。鉄の斧はちゃんと持った?」
レックス 「もちろんだ。じゃあ、行って来る」
アイラ  「私たちはその間に雑兵をしとめておくか」

 ヴェルダン城攻略戦はこうして始まった。

サンディマ「チッ! ジャムカ王子は裏切ったか。私の魔法の射程範囲に奴らは入ってくれんし……」
アイラ  「流星剣!」
兵士B  「ひぃーーッ!」
サンディマ「アアッ! また一人やられた!」
ジャムカ 「我が元部下ながら弱い奴らばかりだな」
サンディマ「ジ、ジャムカ王子! お前に人間としての心は無いのか!
       女一人のために国を裏切った上、ついさっきまで肩を並べて戦ってきた部下を……」
ジャムカ 「ザコはザコ。名前も顔も無い兵士のことまでわざわざ面倒見切れるか!」
ミデェール「王子がこんな発言してるようじゃ、この国もどの道長くは無かったってことですね〜」

 一方レックスは

レックス 「あったあった。ここが勇者の泉(仮)だな。
       テイッ!(鉄の斧を投げ込む)」
ラーナ  「もう少し優しく投げて欲しかったものですね、レックス殿」
レックス 「ラーナ王妃。お久しぶりだな。じゃあ勇者の斧をもらおうか」
ラーナ  「途中をすっぽかす気ですか? ……まあ、いいでしょう。
       勇者の斧を受け取りなさい」
レックス 「感謝するぜ。しかしシレジアの王妃様がこんなところで何やってるんだ?」
ラーナ  「家出した息子を探そうと思いまして」
レックス 「レヴィンなら今、アグストリアの山村じゃないのか?」
ラーナ  「どうやらそのようですね。これからいってみます」
レックス 「まあ、頑張れよ……」

 勇者の斧を手に入れた。
 そして……

キュアン 「ヴェルダン城付近の敵はあらかた倒したな」
エスリン 「でもサンディマにサイレスなしって言うのはきついわね〜」
アゼル  「あいつ、マジックリング持ってるんですよね。ボクが倒したいんですけど……」
ミデェール「実力をわきまえたらどうです?」
アゼル  「なんだよ。君だって倒せないくせに」
ジャムカ 「因縁の対決ってことで俺が行くか?」
アイラ  「いや、ここは私の流星剣だろう」
サンディマ「誰でもいいから射程範囲内に入って来いよ!」
アイラ  「何だ、気付かんのか? さっきから何度も入ってるぞ」
サンディマ「へ?」
アゼル  「僕なんかさっき、リング欲しさに飛び出して返り討ちにあったよ」
キュアン 「私の連続も発動しなかったな」
ジャムカ 「俺が弓を射っても倒せなかった」
アイラ  「流星剣がきちんと発動していればな……」
サンディマ「な、何のことを言っている?」
アゼル  「じゃあ、次はフィンさんいってみて」
フィン  「まあ、構いませんが……」
サンディマ「来たな! 喰らえ暗黒魔法!」
フィン  「あらら、これは全然駄目ですね。シグルド公子」
シグルド 「じゃ、リセット」

サンディマ「誰でもいいから射程範囲内に入って来いよ!」
アゼル  「見事に時間が戻ったね」
シグルド 「もしもし、エバンス城?」
ノイッシュ「ハァ、ハァ、あ! 電話なってるよ! はい、こちらエバンス城」
シグルド 「ああ、ノイッシュか。やけに息が荒いな」
ノイッシュ「いえ、そんなことはないですよ」
アレク  「(ボソッと)無断でアグストリア遠征に行ったなんていえないからな」
シグルド 「まあいいや。闘技場に向かってくれ」
ノイッシュ「はい? レベルを上げるんですか?」
シグルド 「馬鹿言うなよ」
ノイッシュ「……少しぐらい夢見させてください」
シグルド 「いいから乱数調整、行くぞ。負けて来い」
ノイッシュ「グアッ……!」
シグルド 
早いな。じゃ、アイラ頼む」
アイラ  「流星剣、今度は出るかな?」
サンディマ「来たな! 喰らえ暗黒魔法!」
アイラ  「キラキラキラッ!」
シグルド 「おお、出たか」
アイラ  「ブンッ! バヒュッ! ブンッ! バヒュゴヒュヒュヒュッ!」
サンディマ「あっあろ」 
アイラ  「またつまらぬものを斬ってしまった……」
レックス 「ちょ、ちょっと待て! 勇者の斧をもってようやく駆けつけた俺の立場は?」
アイラ  「何だレックス。いたのか」
レックス 「………」
ミデェール「このあたりがカップリング成立しない理由でしょうねえ……」
アゼル  「いいなあ。そのマジックリング、下さいよ」
アイラ  「中古屋を通して買うしかないな。アゼル、金はあるか?」
アゼル  「……デュー、友達だよね」
デュー  「おいらの金? やだよ。命がけで掠め取ったんだから。
       だいたい20000ぐらい持ってるだろ」
アゼル  「けちだなあ」
デュー  「どっちがさ」

 そしてシグルドは……

シグルド 「ディアドラ! さあ特殊会話を聞かせてくれ!」
ディアドラ「実は私はロプトの血を受け継ぐものなのよ」
シグルド「知ってるって」
ディアドラ「初プレイだったら驚きの台詞なのにね……」
シグルド 「まあ、とりあえずここでそんなネタバレ発言が出てくるっていうのには驚いたよ」
ディアドラ「暗黒教団のおじさんたちが既に言ってるけどね」
シグルド 「じゃ、あとは制圧か。考えてみれば一国を征服したことになるんだよな」
オイフェ 「シグルド公子はグランベルから認められてるけど、
       レンスターのキュアン王子はあからさまにやばいですよね」
シグルド 「友人がいるからって理由だけで他の国の戦争に荷担してるしな」
オイフェ 「途中で帰っちゃうのもきっとそのせいで呼び出されるんですよ」
シグルド 「あり得るな」
キュアン 「ゴチャゴチャ言ってないで制圧しろよ」
シグルド 「わかったわかった……」

 ヴェルダン城を制圧した。

バトゥ王 「う……」
ジャムカ 「親父! 
まだ生きてたのか!
バトゥ王 「き、気をつけろ……ワシはだまされていた……ロプト教団が」
ジャムカ「知ってるって」
バトゥ王 「……(絶命)」
ミデェール「報われない人ですね〜」
エーディン「知らないふりして驚いてあげればよかったのに」
ジャムカ 「知ってるもんは仕方ないからな」
オイフェ 「………」

 第1章、終了

前へ 目次へ 次へ