第3話
〜早田、大ピンチ〜

われらが隣国、中国です。

日本から近いんだから最初に来ればよかったのに、と石崎がもっともな発言。
タイからメキシコ、メキシコから中国と太平洋を往復してますからねえ。
しかし中国は何か秘密主義で、今まで試合の許可が下りなかったらしいです。
そして試合場には未だ立ち入り禁止の札が……


「こっそり覗いて見るんだな」

お前のような奴が海外旅行に行って日本の評判を悪くするんだよ保。
ましてこっちは日本代表として来訪してるんだぞ……

???
「おい、お前何をしている!」

ほら見つかった。
勝手に侵入するのが悪いのだ。
自分は日本代表で試合をしにきたんだと言い訳する保。
厳しく尋問する???さん(って、肖なんですが)

ガモウ
「待ってくれ。そいつの言ってることは本当だ」

ガモウ! お前も侵入してたのか!


「キミは中国の選手かい?」

翼、お前もか。

っつーか全員で侵入したんですか?
そりゃ見つかるわ。

肖は笑い出し、今のは冗談だ、お前達の話は聞いている、とさわやかに対応してくれました。
いい人です。タイやメキシコの奴等にも見習わせてやりたいですね。
その後、中国ユースキャプテンの俊仁が案内してくれました。
本当にこのチームの人はいい人ばっかりです。
肖はなにやら秘密兵器扱いらしいですが
他のにも「怪鳥」飛翔やキャプテン俊仁など、注目選手がいるようです。

さて、そんな中国ユースの中に見慣れた関西人が一人……

早田
「相変わらずやな」

早田登場。
行く先々に日本人がいる状況はもう慣れました。

早田
「適応力の高いのが関西人のいいところや
いまやすっかり中国チームの一員やで」

すっかり中国人だそうです。


「それじゃあキミも俺たちと戦ういのかい?」
早田
「そうだ。……「そうだ」って、これはボケやないで」

お前いつからそんな寒い男になった……
翼はこのボケを完全無視。天然のふりをしてボケを孤立させました。

どうせ今までの日本人と同じく、早田も何もしないでしょう。

他に、赤井止矢なる男も登場。

 

石崎
「赤井? 聞いたことあるか?」

「いや、悪いけど……」

知らないといわれて赤井は逆上して叫んで去っていきました。
叫ばれても聞いたことないものは聞いたことない。

試合開始です。


試合開始

開始直後に気付いたことがあります。
日向をメンバーに入れてなかった!!
フォワードは来生! 滝!
違うんだ!俺はそんな熱狂的な来生ファンじゃない!!
泣いてもわめいても試合が始まるとハーフタイムまで交代不可能です(をい)
幸い、肖も前半は出てこないみたいですのでハンデと思ってあきらめましょう。

前半、敵は特に必殺技を使うでもなく、スムーズに試合が進みます。
たまに早田のカミソリタックルでボールを取られますが、点を取られるわけじゃないので一安心です。
こちらはせっかく出場しているんだから、とばかりに
修哲トリオから翼のシュートに繋ぐ南葛黄金パターンで1点。
この3人の中では滝のガッツがたまりにくいようなのでキャプテンコマンドでの補佐が必要か。
井沢にはスルーパスなる必殺パスもあり、意外とこいつ等使えるかもしれない。
来生も前半終了直後にスライディングシュートで1点ゲット。
2−0で折り返す日本。
弱いよ、中国。

後半。
満を持して日向投入。
敵も肖を投入します。
さっさと日向にボールを渡す……
と、突然イベント発動。
フィールド中央で日向と肖の一騎打ちです。
日向の雷獣シュート!
天候が悪化! 突然雷がなります!
それに対応する肖!


「さあ、俺に龍を見せてくれ!」

雷シュート発動!打ち返す肖!
このムービーは









 

感涙モンなんですが打ち返されたシュートはそのままゴールを突き破る。
1点献上です。

仕方ないのでこちらから攻めていこうと思いましたが
修哲トリオがいないので翼に決定的場面を回しづらいです。
日向に渡すとまた嫌な予感がするし……
いろいろやっているうちに時間がなくなってきました。
2−1。試合終了まで後数分。このままなら勝てそうですが……

あ、日向が相手のボールをカットしました。
………
ってことは日向にボールが渡ったってことなんですが。
イベント発動!

また打ち返されました。
2−2になりました。
日向! この疫病神!!

もはや時間がありません。
そう、このゲーム、イベントが絡まなければ1点をとるのにかなり時間がかかるのです。
センターサークルからシュートとかは出来なくなってますから。

日向にボールを渡すと、今度は味方に有利なイベントが起きたときの音楽が流れ始めたんですが
ここで試合終了。イベントの中身は見れませんでした。
引き分けでゲームオーバー……
後半も来生を出してれば勝てた試合だったな……


再試合

後半から再開です。
今度は日向に積極的にパスを回します。
2回ほど打ち返されましたが
3回目はそれをさらに翼が打ち返して1点とりました。
さらにその後、三杉のオーバーラップも発動。ドライブシュートで1点。
三杉のオーバーラップは敵ペナルティエリア近くで翼がボールを持っているとき
三杉のガッツが多ければ発生するようです。
そしてこの試合は楽勝。
イベントが分かってさえいればどうということはないですね。


試合後

肖は翼に龍が見えたか、と聞いてきます。


「俺が君と同じ者を見ていたかどうか分からないけど
俺にとってボールは龍じゃなくてトモダチさ」

「トモダチ? いや、龍は龍だ」

「トモダチはトモダチさ」

何、意地張り合っとんねんおまえら

それはともかく、肖はこの試合で足をいためたらしく、
キャプテン俊仁に肩をかりながら引っ込んでいきます。
ワールドユース、もといインターナショナルカップを前に大きすぎる痛手ですな。

早田
「やっぱりおまえらのほうが強いようやな
俺も強いほうに味方させてもらうで」

お前、そんないいかげんな理由で仲間になる気かよ。
まあ甘ちゃんの大空翼、快く仲間に加えて


「キミは「すっかり中国チームの一員」なんだろう?
じゃあね。バイバイ」

翼!
随分いい性格になったものです。
ひでえ台詞をさらっと吐きやがりました。
仲間にしてもらえて当然と思っていた早田、焦ります。

早田
「クッ……そうはいかんで。
しつこいのが俺の売りなんや

しつこいので仲間にしてあげます。
同じポジションの中山君、ごめんなさい。
でもワールドカップ日本代表に選ばれてたからいいよね(中山違い)

赤井も強引に仲間にしました。守備の要になれる、とか適当なことを言って。

さあ、次は選ばなかったサウジアラビアにレッツゴー。


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