ガンダム
(ver.1年戦争)



- ジャブロー -


 運び込まれた白いモビルスーツ。
 その姿を一目、見ようと地球連邦軍の士官たちがハッチに押しかけた。
 激戦に次ぐ激戦で早くも傷だらけになったその新兵器は、一種の威厳と威圧感を持って実戦経験の無い士官たちの前に姿を現す。
 数多い破損箇所が、数多い勝利を物語る。ジオンのザクを10機も墜としたという話は少なくとも丸っきりの嘘ではなさそうだ。パイロットはまだ10代半ばの少年兵に過ぎない、という話は事情通の間でもかなり疑われていたが、ホワイトベースから下船する神経質そうな少年…アムロ・レイの姿がその噂を肯定していた。
 この分では、あの赤い彗星を撃退したという噂も、どうやら事実だろう。
 そう思えば、このモビルスーツ、RX78-2 ガンダムの姿は、連邦軍の勝利の象徴にも思えた。
 連邦軍の技術の結晶。不敗の白い巨人。
 物言わぬモビルスーツは、今は瞳を閉じて沈黙し、眠るような姿でドックへと運び込まれていった。




 クレーンゲームでゲットした、
 PS2専用ゲームソフト、『一年戦争』バージョンのガンダムです。
 ゲームの出来とは裏腹に、キットの出来はかなり良く、
 MGの新たなスタンダードを確立したような気がします。
 特筆すべきは稼動箇所の多さですね。

 工作の方は無塗装、無改造ながら、今回、初めてウェザリングパウダーを使用してみました。
 適当に汚しても、なかなかリアルな感じに汚れてくれるので
 技術の無い下手モデラーにはなかなか美味しい代物。



後姿です。

本当に、何の変哲も無い後姿ですが

自然な感じで汚せていればいいなあ、と。







- ジャブロー -

 ヴン……空気を震わせ鳴らしながらビームサーベルが引き抜かれる。
 その瞬間、ザクのパイロットは、自らの死を予感した。
 背中のサーベルを引き抜くアクション。
 これがバッチリ決まってくれるんですねえ、このキットは。

 足元に適当にライケンを敷き詰めて、
 なんちゃってジャブローを作ってみましたが…
 せめて葉の色ぐらいは統一しろと……




角度を変えてもう一枚。
このプロポーション、稼動範囲を流用して
GM.ver2.を是非、発売していただきたい。





こちらは宇宙戦を意識してみました。
テカりっぷりがアレですが、まあ気にしない。





ガンダムvsシャア専用ズゴック。
今回、ズゴックの方も微妙に手直ししています。



と、いうわけで手直し後のシャアズゴックもオマケとして掲載。
多少、汚しなおした程度ですけど。





こんなポーズも取らせてみたり。
狼牙風風拳!てな風情。



稼動範囲をフルに活かした決めポーズ!
…と、言うにはあんまりな格好ですが。



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