GM(ライトアーマー風)

- ア・バオア・クー宙域 -

 宇宙が狭い……
 無限の空間を全て埋め尽くすかのように敵、味方が立ち並ぶ。
 宇宙要塞ア・バオア・クー
 その宇宙を、グリン・トニス曹長のライトアーマー・タイプが軽やかに舞った。続いて、数機のモビルスーツ。向かう先は膠着状態に陥った敵、味方の境界。

「突撃を仕掛ける! 敵は倒さなくていい。
 一気に戦場を駆け抜けろ。それで片はつく!」

 隊長機からの通信にトニス曹長はほくそ笑む。
 かく乱ならば、ライトアーマーの十八番だった。


 ライトアーマー風に色を塗ってみました。MGのGMです。
 本当はもっとオレンジがかった色なのですが、あえてワインレッドにしています。
 白い部分はガンダムカラーのミーティア色。
 やや灰色がかった白が宇宙用の機体のイメージに良く合うので、愛用しています。
 色以外は何も変化無し。
 少し塗り替えただけで、ノーマルカラーとは大分ちがった趣になりました。
 これだからGMは、やめられない。
 MGのGMはスマートすぎてGMらしくないという意見も聞きますが
 リファインされた新デザインのスマートGM、お気に入りのキットです。

 ところで、フラッシュが強すぎて胸が真っ白に…

- ソロモン改めコンペイ島 -

「ライトアーマータイプ、どうです?」
 技術士官から通信が入る。新たに搬入したモビルスーツの滑らかな動きに、その口調も誇らしげだ。
「そりゃ、動きは軽いけどね」
 コックピットのトニス曹長は不満げに答えた。ブレーキングから銃口をターゲットにむける。ピタリ…運動性は抜群だった。
「良い動きでしょう」
 また技術士官が自慢する。トニス曹長は舌打ちして声を荒げた。
「動きはな。けど、装甲をひっぺがして軽くなったから成功です…なんて本気で言っんだから、技術屋ってのは単純だよ」
 技術士官がきょとんとした顔をモニターにさらしている。
 彼らに理解できなくても、パイロットには、これが偽らざる本音であった。

 
 違う姿勢でもう一枚。
 上のストーリーは、まあ、パイロットとしては装甲の薄さが怖いだろうな…というお話。
 どうでもいいですが、背中のビームサーベルx2がバインダーみたいでちょっと良さげ。

- ソロモン改めコンペイ島 -

「こんなのどうです? 隊長」
 まるで剣術の二刀流。左右にサーベルを構えたトニス曹長のGMがギル・ギルダー中尉に通信を送った。
「おいおい、使いこなせるのか?」
 半ば呆れた声が返ってくる。
「なーに、冗談ですよ」
 シュン…ビーム・サーベルが刃を収める
「技術屋連中には、その冗談は言わないほうがいいな。きっと本気でデータをほしがる」
 そりゃ、ありうる話だ…。トニス曹長は、うなずいた。
 まったく、奴らときたらパイロットなんて装置の一部だと思ってやがる。
 
 ライトアーマーなので二刀流でもう一枚。
 …いや、なんとなくライトアーマーなら二刀流かなあ…って。
 シールドを装備しない->両手に武器だ! の単純発想。
 お粗末さまでした。

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