皇騎士奮闘記

 

 10、ロンデニオン

 我々フォーミュラ部隊は不死鳥の館へと向かった。
 表門は閉ざされているため、裏口から潜入。
 以前来た時も入り組んだ構造の館だと思っていたが、やはり攻略することになったか。
 武器/防具レベルが最大であるため、もはや敵なし。
 ボスはバスク・オムとその連れだったが、3ターンほどで撃破。
 奴によると、この館を占拠したのは戦力を分散させるためだという
 我々はキング様たちを追ってロンデニオンに向かうことにした。
 しかしロンデニオンへどうやって行ったものか……
 悩みつつ、ブリティスへ帰還しようとすると、リハープの村の飛行艇が完成していた。
 飛行テストとしてロンデニオンまで運んでもらうことにする。
 エンジントラブルに巻き込まれながらも、我々はロンデニオンに到着した。
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 僕、キング2の前にガンタンクRの弟子、もとザビロニア軍の魔術師だったダギ・イルスが現れた。
 改心して僕たちに従うらしい。
 まあ、いまさらザビ家に仕えても先は見えてるし、好判断というべきだろうね。
 で、彼が言うには岬の祠の老人が呼んでいるらしい。
 岬の祠といえば王家の谷の先だ。
 とりあえず行ってみることにする。

 小屋へ行くと、老人は突然、僕たちをロンデニオンに送ると言い出した。
 一体彼は何者なんだ。しかしその説明も全くなく、ロンデニオンに飛ばされてしまった。
 っつーか誰よあいつ。

 ロンデニオン地方のヘンジ村に行くと、
 ザビロニアの大軍が聖山ロンデニオンに向かったという情報があった。
 なんでもロンデニオンに入るには導きの杖というのが必要らしいんだけど
 それはデギン王に奪われたらしい。
 で、導きの杖無しでロンデニオンに向かうためには、結界を解かなければいけないらしくて
 そのためには三つの祠に行かなきゃいけない、と。
 そのときに使うものだといってミス・チョコ・マロンの三つの本を渡された。
 なんなんだろう、この名前は。もとネタがわからん。畜生。
 それから、東の島には聖剣の泉があるとか。

 三つの祠は聖山を取り囲むように配置されていた。
 しかし聖剣がないと祠の中に入れない。
 仕方なく、剣の泉に。

 泉の女神様はヴァトラスソードをキングキャリバーに変えてくれた。
 攻撃力+15。でも、それでもマーク2より下だった。
 取り合えず祠に戻る。このところ、たいした障害もなく、あっさりと話が進む。

 三つの祠はなにやら元ネタがあるらしい。
 チョコの本が必要なところでは『ベスト・ガイ』というメッセージを連呼されるし
 ミスの本は『トリオでよろしく』
 マロンの本は『来たーッ』
 だからもとネタがわからんっての。

 とにかく結界はこれでとけるはずだけど、まだしばらく時間がかかるらしい。
 山の前に、ブリティス城と直結した魔方陣のある小屋があったので、
 そこで結界が解けるのを待つことに。
 どうせだからフォーミュラたちを先に行かせよう。
 衛兵には『キング2は先に行った』というように命じておいて、僕たちはブリティス城で休むことにした。
 しかし、こんな便利な魔方陣があるなら最初から使いたかったよ。
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 ロンデニオン地方に辿り着いた我々フォーミュラ部隊はとりあえず情報を集めることにした。
 なお、飛行船は到着と同時に壊れた。
 まるで我々をここに運ぶためだけに作られたかのようなタイミングのよさだ。
 キング2様たちは既にロンデニオンに突入したらしい。
 しかし剣の泉とやらに興味がある。
 とりあえず東の島にいってみることにした。

 泉の女神は
『あなたたちの望みは分かっています』
 と大きく出た。
『キャラカーンが欲しいのでしょう。クスッ』

  はい
>いいえ

 別にそんなものはいらない。
 しかし他に何ももらえないようなので、とりあえずもらっておいた。
 そう言えば村の子供がキャラカーンを欲しがっていたはずだ。

 村の子供に渡すと、中にシールが入っていたと喜ぶ。
 何でもそのシールは聖機兵というものらしい。
 F91がやけに熱心に話を聞いていた。
 いずれ彼は聖機兵がらみの騒動に巻き込まれるような気がする。
 例によって名声が上がった。
 下々の者たちにとってキャラカーンが重要なものであることを思い知る。

 飛行船が治らないのはエンジンの故障であるらしい。
 確か以前、アイル村で何かのエンジンを作らされていた科学者がいた。
 とりあえずそこまで戻り、話を聞こうとしたが、
 科学者は奥さんといちゃついているだけで何も話さなかった。
 伏線だと思っていたのだが、違ったらしい。

 やることも無いので、ロンデニオン山に突入。
 中には賢者アントニオの姿。
 ここに入ると後には戻れないらしい。セーブも済ませたので、構わず突入。
 我々は左の『地の道』を進めといわれた。
 敵は強いが、我々はもっと強い。苦戦することもなく奥まで潜入。
 奥には魔術師アルバ・アジールが待っていた。
 今まで戦ったモンスターをよみがえらせて襲ってくる。
 シューティングではおなじみのボスラッシュをRPGで仕掛けてくるとはやるな、おぬし。
 しかし所詮は再生怪人。パンチ一発で吹っ飛ぶ。
 そのとき、アルバの後に新たな敵の姿が。
『おお、ビギナ・ギナ。よくきた。こいつ等を倒せ』
 しかしビギナ・ギナは突然裏切り、アルバを倒す。
 なんと、彼(彼女?)はF91の知り合いだったらしい。
 争う意思がないといい、ビギナ・ギナは道をあけた。
 ついでだ。ここで回復を行っておこう。

 ロンデニオン頂上の神殿。
 キング1世の霊が我々を回復してくれた。
 さっきキャンプ用具で回復したばかりなのに。相変わらず間の悪い人だ。
 キング2様たちはまだ到着していない様子だ。
 そして神殿には聖杯とデギンの姿。
 デギンを追い詰めた我々の前にダークナイトが現れた。
 しかしダークナイトは既に記憶を取り戻しており、デギンに牙をむく。
 このまま倒してくれると嬉しいのだが、デギンは聖杯に結界を張っていたらしく
 聖杯を奪おうとしたダークナイトは倒れてしまう。
 さらにデギンは邪獣エレメンタルラフレシアを召喚。戦闘となった。

 我々のパーティのラストバトルらしく、BGMも今までとは違う。
 気を引き締めねばならん。
 ただならぬ緊張が我々を襲う。
 エレメンタルラフレシアがゆっくりを攻撃を開始した………

 弱い。

 奴の攻撃手段はメガフレアと連続攻撃。
 しかしメガフレアなど、名前だけはバハムートのようだが
 F91など、1しかダメージを食らわない。
 連続攻撃も、二回合わせて60程度。
 耐久力だけはたいしたものだが、我々の敵ではない。
 本当にいいのか。ラストバトルがこれでいいのか。
 F91のバーニングノヴァがとどめをさす。
 崩壊するエレメンタルラフレシア。我々はそれに巻き込まれていく……
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 さて、フォーミュラたちがロンデニオンに突入したという情報が入ったので、僕たちも進むことにした。
 ロンデニオンの入り口には育ての親の賢者アントニオ。

「キング2よ、よくぞきた」

 呼び捨てかい? いい気になるなよ育ての親……
 とりあえず僕たちは右、『天の道』に進むことになった。

 進んでいくと、突然誰かが僕たちを呼び止める
 なんと、僕そっくりの敵が登場だ。これには僕も驚いた。
 その名もクラウンミラージュ。どうやら今までの僕の姿、計3つと戦うらしい。
 しかし弱い。
 一応、そっくりさんらしく全体に混乱攻撃を仕掛けてきたりもするけど、大したことは無い。
 三つとも倒して、先に進む。
 自分と同じ姿の奴が殺されてくのを見るのはちょっとぞっとしないね。
 気の所為かい? 他の皆がやけにすっきりした表情なのは。
 ボーナス引いておくからね。

 頂上の神殿。
 親父の力で全回復だ、
 見ると、フォーミュラたちがエレメンタルラフレシアの崩壊に巻き込まれていた。
 やはり奴等を先に行かせて正解だったな。
 残るはデギン王のみ。
 しかしここでデギン王がラフレシアと合体。
 邪獣ギガサラマンダーに変身だ。
 さあ、ラストバトルだよ。

 しかし……
 まさかここに来て、ラスボスの主な攻撃手段がMPへの攻撃とは恐れ入った。
 せこい、せこいよお前!
 ダーティギャンじゃないんだから!
 はっきり言ってこの程度、いまさらたいした攻撃じゃあない。
 MPへの攻撃力はダーティギャンのときと同じ程度。こっちのレベルは3倍。
 メガウォーターもたっぷり買ってあるしね。
 思えばダーティギャンを倒した時、奴は

 「俺より強い奴なんてザビロニアにはたくさんいる」

 といってたけど
 嘘つきだったね。お前がナンバーワンだったよ。
 せいぜいダギ・イルスぐらいか? 本気で苦戦したのは。
 そして闘士Jrの爆走猛牛殺がギガサラマンダーに止めを刺した。
 ああ呆気ない。
 これでおしまいなのかい?
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 無事だったフォーミュラ部隊と合流し、ダークナイトも改心。
 なんとダークナイトが13番目の円卓の騎士だったのだ。ああやっぱりね。
 僕はザビロニアへの完全勝利を宣言し、
 争いの元となった聖杯は誰の手にも届かないところに捨てることにした。
 家宝なんだがね、一応。
 まあいいさ。その分愚民どもから税金を搾り取ればいいんだ。
 飛行船から海に聖杯を投げ捨てる。
 これで戦いは終わりだ……

 ダカール王国? ナニソレ。
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 エンディングでは『キングクラス』の称号をゲット。
 名声は5500程度。レベル34。
 ザビロニア暦7年、12月のことだった。

 そういえばチェスターの女の子に頼まれた手紙をまだ届けてないなあ……
 あれ? ポケットの中のバイオミミズが干からびてるよ。
 アーガマは結局パワーアップしてないし
 やりのこしたイベントでもあったかな?

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