第8話
〜弱いものいじめ〜

 

日本に帰ってきた翼たち。
ここでガモウ監督が妙なことを聞いてきます。
翼の考えるベストイレブンを選べ、というのです。

今までに仲間になった奴等から選ぶと……

右FW
これは日向小次郎以外の選択肢はないでしょう。
他には来生しかいませんし。

左FW
やはり新田でしょう。
隼ボレーの決定威力はなかなかのもの。

右MF
翼しかいません。
必然的に翼です。

左MF
みんなの親友、岬太郎。
ゴールデンコンビに必要です。

右ウイング
立花を押しのけて沢田タケシ。
イザという時の東邦コンビは強い。

左ウイング
リアルジャパンから岡野俊也。
一応能力は高そうだ。

右CB
メインウェポン、三杉淳以外には考えられません。
今まで何点とってくれたことか……

左CB
赤井止也に任せる。
顔面ブロックはなかなか便利。

右WB

石崎了。
他にいないし。

左WB

早田誠。
中山君より何ぼかマシやろ。

GK

大差ない気がするけど若島津
たまに止めてくれるし。

以上がベストイレブン。

で、ガモウさんはこれを聞いてどうするつもりかな?

ガモウ
「これがベストイレブンか?」

そのとおり。


「彼等となら、インターナショナルカップを闘っていけると思います」

SGGKや松山がいないのが気になるけどね。

ところがガモウの返答は意外や意外

ガモウ
「だれがお前達を使うといった。
おまえらはベンチだ」

なにぃ!?

ガモウ
「選ばれて当然だとでも思ったか?
ずいぶん偉くなったもんだな」

どうやら翼君はベンチのようです。
納得が行かない翼君、がもう監督に詰め寄ります。

はい、ここで注目!

以前若島津に言った台詞を思い出してみよう!


「レギュラーとかサブとかそういうことは関係ない。
俺たちが全員で頑張ることに意味があるんじゃないか!」

人のことならいくらでも言えるんですね、翼君。
自分の事となると怒り心頭ですよ。

翼たちでなければ誰が戦うのか、という問いに答えてガモウ

闘うのは……こいつ等だ!

若林
「翼……月並みだが世界の壁は厚い。
俺を簡単に倒せないうちは世界を狙うなんて夢のまた夢だぜ」
松山
「まだまだ甘いな……ディフェンスがなっちゃいないぜ」
次藤
「ゴールにはボールを近づけさせんタイ」

行方不明だった彼等を筆頭に

リアルジャパン7の弓倉、杉本、浦辺

そして葵、佐野、来生、岸田

最後に……火野竜馬!

ガモウは彼等と話し合い、チーム内での甘えを捨て去るため
あえて対立することを選んだそうです。

ところでさ……

奴等はガモウの招集を拒んだんだよね?

なんでガモウと話し合っとんねん!

おまけにヒノはウルグアイの選手やぞ!

とにかくこのチームと試合をすることになりました。
翼が勝てばガモウになんでも言うことを聞いてもらうという条件付きで。


「勝負だ! 蒲生港!!」

ガモウは翼を燃えさせえられる監督はロベルトだけではない、と満足げです。


試合開始






結果から書きましょう。

8−0で勝ちました。

いや、なんつーか。
しょせんあいては二軍ですから。
来生とか岸田を使ってる時点で戦力差は明らかです。
SGGKもザルです。打ったシュートは全部入りました。

これが最終決戦……

今までで一番楽でした。


試合後


「これがあなたのやりたかったことですか?
俺たちは勝ちました。文句はないですね」

敗者をいたわる気配無し!

「これがあなたのやりたかったことですか?」ってひどい台詞ですな。

仲間にならなかったメンバーは、試合が終わるとそれぞれ去っていきます。
まだ仲間になってくれないようです。

そしてガモウ監督。

言うことを聞いてもらうぞ、という翼に対し辞表は用意してある、と発言。
ところが翼が行ったのは『ガモウに対してお礼を言うこと』でした。

いろいろあって大団円です。

さあインターナショナルカップを目指して頑張るぞ、というところでお終い。

エンディング後、2週目が存在することが判明。
松山達を仲間にするため、2週目に突入だ……


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