ワタルとは…? |
1988〜1989にかけて放送されたロボットアニメ。
異世界、創界山に召還された小学四年生の「救世主」ワタルは魔神(マシン)龍神丸に乗り込み、仲間と共に悪の帝王ドアクダーと戦う。
まず、最初の特徴はファンタジー世界におけるロボットということ。ドラクエをはじめとするファンタジーRPGが日本に定着し始めた時期だけに子供たちの熱中度も高かった。
世界観だけでなく、町から町へと旅をし、町で起きた事件を解決、情報を聞き出し、重要なアイテムを探索…といった展開も子供心を強烈にキャッチした。
舞台となる創界山が七つの界層に分かれていて、それぞれの界層ごとにボスキャラが存在。
ボスを倒すごとに一つの界層が開放され、灰色にされた虹の色が一つ、元に戻るという設定も「ステージクリア」の達成感を味わわせてくれる。
さらに、魔神を含めた全てのキャラがデフォルメ体型であることも大きな特徴。基本的にコミカルな路線を貫き、敵のボス級のキャラでさえ、ふんだんにギャグを飛ばす。
しかし時折、シリアスな展開を見せ、その落差がこれまた子供心に響いた。
キャッチフレーズの「面白カッコイイ」がこのアニメの本質を見事に表している。
ロボットアニメがリアル路線、マニアック路線に踏み込んでいく中、子供のための良質なロボットアニメとして、ロボットアニメ史に残る名作と言えるだろう。
ちなみに管理人が初めてハマったロボットアニメがこれ。
ついでに救世主、という言葉を初めて聞いたのもこのアニメだった。
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