結果発表

  

戦い終わって…

マナ 「皆さん、お疲れ様でした。
 そして読者の皆様、長い間お付き合いありがとうございました。
 ファイアーエムブレム聖戦の系譜 庶民プレイ番外編その2
 通称、カップルリーグの結果発表です」
ロドルバン 「わーわーわーわー(歓声)」
ディムナ 「がんがんがんがんがん(鳴り物)」
マナ 「それではさっそく紹介を始めます。
 まずは最下位から…」
 
 
7位 ヨハン・ラドネイ組
(3勝15敗)
 
やはりヨハンでは強力な男性キャラに抵抗できなかった!
逆に女性キャラ同士の戦いはかなり有利に進めている。
特にアレス組との直接対決ではラドネイの頑張りで勝ち越すことができた。
ついでに、これはアレス組がレイリアに大幅に頼っていたことの裏づけともいえる。
 
マナ 「と、いうわけでラドネイたちは惜しくも最下位でした」
ラドネイ 「私がシャナン様とコンビを組めば、間違いなくトップ3には入れるものを…」
ヨハン 「おお、ラドネイ。そんな意地悪を言う君もまた美しい」
ロドルバン 「ラドネイ自身も耐久力不足だったな。攻撃力と素早さは高いのに」
アレス 「だが俺は奴らに借りがある。次に戦うときは絶対に負けんぞ!」
ラドネイ 「望むところだ!」
レイリア 「やれやれね…」
    
6位 アレス・レイリア組
(5勝13敗)
   
実はラドネイたちと2勝差しかなかったアレス組
  レイリアの踊り、カリスマの支援効果は大きいのだが
   耐久力の低いレイリアが倒されると戦力大幅ダウン
そしてアレス、レイリアともに攻撃速度が遅めなので
本領を発揮する前にどちらかが倒されるパターンが多かった。
 
セリス 「よかったね。ヨハンたちにギリギリで勝てて。ああよかったよかった。
 全く、こんな奴が聖戦士なんて信じられないよ」
アレス 「お、おのれ…個人戦で俺に負けておきながらその口ぶり…」
セリス 「個人戦? ああ、あの手抜きで戦ってみた戦いね。
 言っとくけど僕は力の半分も出してないからね」
アレス 「ぐっ…少し成績が上だと思って…」
レイリア 「もっと勝てると思ったのにねえ」
セリス 「動きが鈍いのが致命的なんだよ」
 
ちなみに勝利の内訳はラドネイ・セリス・アミッド・リーフ・トリスタンから各1勝
敗北数の割に、全敗は1回だけ。
一矢は報いるがそのまま押し切ることはできない戦いが続いた。
 
4位 シャナン・デイジー組
(8勝10敗)
 
不運、不運といわれ続けたシャナンだが
やはりここでも幸運はつかめなかった。
流星剣がなかなか発動せず、命中も何故か安定せず…
デイジーが実質何もしない中でこれだけ勝てただけでも評価すべきか?
ちなみにセリス組とは同率4位だが、直接対決では負けている。
 
シャナン 「結構頑張ったんだがな、私は。なぜ肝心な場所でいつもいつも…」
デイジー 「あたしも必死で応援したのに…」
セリス  「要するにシャナンって一発屋だよね」
シャナン 「なっ…? 連続無しの上
 攻撃速度の関係上、追撃も無しのお前がそういうことを言うか?」
セリス 「だってさ…流星剣が出ないととたんに弱いし」
アレス 「意外と先手をとられることも多かったな」
シャナン 「あ、後一つ素早さが高ければリーフやトリスタンと互角だというのに…」
セリス 「防御も低いし、意外とシャナンって弱点多いんじゃない?」
シャナン 「は、反論できん…」
 
それでもいつ逆転が起こるかわからないシャナンの能力は
最後までスリリングな試合展開を演出してくれた。
   
4位 セリス・マナ組
(8勝10敗)
   
能力的にはアレスと互角程度たったセリス。
しかし見切りを駆使してシャナンと同等まで地位を上げる!
やはり全員が必殺を使ってくる中でこそ、本領を発揮するスキルだった。
魔力22のマナによる回復とも相性がよかった。
    
セリス 「本当はもっと上のほうがよかったけど、このくらいで我慢してやるか」
ロドルバン 「セリスよりマナの動きが重要なチームだったな」
シャナン 「マナの回復さえなければ…」
アレス 「マナの必殺でレイリアを倒されなければ…」
セリス 「おい、何言い訳してんだよ。僕に!いいかい、ぼ・く・に 負けたんだよ!」
シャナン 「だが鍵になるキャラクターは間違いなくマナだったぞ」
マナ 「お役に立てたのか、足を引っ張ったのかわかりませんが…」
セリス 「作戦ミスも案外多かったな…ま、いいけどさ」
 
素早さが低く追撃が発動しない
連続や必殺のスキルも持っていないという状況で
作戦と支援効果をフル活用したカップルといえるだろう。
 
3位 リーフ・ジャンヌ組
(11勝7敗)
   
個人の能力では最強を誇るリーフ
しかし回復だけしか出来ないジャンヌがパートナーでは分が悪かった。
  魔力が低いため回復量も少なく、
何より全員人必殺があるため、回復の意味が無いことも多かった。
システムを敵に回しつつ、何とか個人技で順位を上げた感がある。
 
フィン霊 「一応、王族ではトップの成績ですよ」
オイフェ 「セリス様、アレス王子、シャナン王子と、イマイチ成績が振るいませんでしたからな」
ロドルバン 「でも、庶民カップルのアミッド組、トリスタン組がその上何だよなあ…」
ジャンヌ 「わ、私がせめてクラスチェンジしていればもう少し順位は上がったのに」
リーフ 「そう?」
ディムナ 「クラスチェンジしても魔法攻撃が出来るわけじゃないし、スキル無しのまんまだし」
アサエロ 「かといって武器もな…。剣と槍がBまでだろう」
ロドルバン 「回復量が少し上がるだけのことだよな」
ジャンヌ 「…………」
トリスタン 「フッ、兄として情けないぞジャンヌ」
ジャンヌ 「うっ……じ、実戦では馬のおかげで役に立てるからそれでいいよ!」
フィン霊 「………ジャンヌがパワーアップしてもあまり進歩無しということは……
 リーフ様ご自身にならなるパワーアップを!」
リーフ 「めんどい」
シャルロー 「見通し暗いな、トラキアは」
ジャンヌ 「だ、大丈夫、人材は他にも…」
ハンニバル 「(←将軍)ところで、飯はまだかな?」
アサエロ 「(←ヒットマン)そうか、毒殺という手もあるな」
フィン霊 「(←幽霊)リーフ様、特訓ですよ!」
ジャンヌ 「……」
シャルロー 「(←神官)やっぱ先は長くなさそうだな。どっか他の国行ってみるか」
 
トラキアの明日は大丈夫か?
ともあれ、ワンマンチームで3位は立派な成績である。
   
2位 アミッド・フェミナ組
(13勝5敗)
個人戦では二人ともたいした成績ではない
特にフェミナは下位クラスだった。
  しかし相性のよさが炸裂!
  支援によって最もパワーアップしたチームといえる。
 
アミッド 「最終戦でもう一つ勝ってれば優勝だったのになあ」 
フェミナ 「情にほだされて倒されたアミッドにそんなこと言う権利ないよ」
アミッド 「ま、まだ怒ってるのかよ」
リンダ 「怒るのは良くありませんよぉ」
フェミナ 「……いろんな意味でキミに言われたくない」
リンダ 「?」
マナ 「えーっと、このチームはフェミナさんの素早さと
 支援効果による必殺が非常に大きな武器でしたね」
リンダ 「そうですぅ。リンダなんか何も出来ずにやられちゃいましたの」
アミッド 「あぅ……。う、うん。フェミナはすごいな」
マナ 「アミッドさんも魔法の強みがフル活用していましたね。
 耐久力の低い女性キャラをフェミナさんが速攻で倒して
 効果的な魔法でアミッドさんが男性キャラを倒す…」
ロドルバン 「なるほど。割と理想的な攻め方だったのか」
ラドネイ 「私も相方が強ければ同じことが出来たものを…」
ディムナ 「まあ、とにかく庶民が王族を抑えて準優勝ってのは自慢していいよね」
アミッド 「あの、何度も言うようだけど俺はフリージ」
 
二人とも庶民、そして二人とも中堅程度でありながら
速攻を活かして準優勝を勝ち取ったアミッド・フェミナ
カップル戦の面白さを象徴したカップルである。
 
1位 トリスタン・リンダ組
(15勝3敗)
栄えある優勝はトリスタン・リンダ組!
男女共に上位クラスの実力を持つ二人は
カップル戦でもやはり強かった!
フォレストナイトの素早さを活かしたトリスタンの先制攻撃もかなり目立っていた。
 
トリスタン 「フッ…ククク……当然だ。王座はこの私にこそ相応しい」
リンダ 「ふさわしいですぅ」
セリス 「庶民の分際で……」
アレス 「部下に負けるとは、俺もまだまだ甘いな…」
シャナン 「と、いうかトリスタンの必殺率はどうなってるんだ?
 私の攻撃は命中率の2/3程度しか当たらんというのに…」
ロドルバン 「技が30あって恋人補正もあるから50%…数字を見れば確かに納得だけど
 他の連中はここまで必殺連発してないよな…」
ラドネイ 「★100の剣でも使っていたんじゃないか?」
トリスタン 「フッ、ひがむなラドネイ。実力、とだけ言っておこう。」
マナ 「素早いのでリンダが生きているうちに攻撃できること
 リンダの耐久力が高いのでますます二人そろった状態での攻撃が多いこと
 このあたりが必殺率の理由ですね」
ロドルバン 「手数の勝利ってことか」
ラドネイ 「かといってリンダを攻撃すると怒りが来る……アリ地獄のようなコンビだな」
レイリア 「コレと同じ国で暮らすのよね…アレス、勝算あるの?」
アレス 「ミストルティンさえ使えばどうにでもなる」
レイリア 「神器まで持ち出すのね…」
 
と、いうわけで…
安定した実力でトリスタン・リンダ組、優勝!
 
番外編 ホークの予言
(10勝11敗)
   
わずかに勝率5割までたどり着けなかったホーク!
勝敗数まで含めての的中率なので
これでも健闘した方か?
 
ホーク 「やはり第2宇宙財団員が干渉していたようだ」
シャルロー 「…だから何だよそれは」
ホーク 「つまり彼らによる転向が本来の予測を無意味なものにした結果、予言が外れたのだ」
ロドルバン 「わかるように説明…しろといっても無駄だろうけど」
ホーク 「あるいは突然変異のラバがプランを乱したときからこうなっていたのか…」
ディムナ 「あ、何か考え込んじゃったよ。…どうしよう」
シャルロー 「ほっとけばいいだろ」
 
閉会
 
 
マナ 「と、いうわけで本大会はトリスタン・リンダ組の優勝で幕を閉じました。
 長い中断期間があったにもかかわらず最後までごらん下さったかたがた、
 本当にありがとうございました。
 今後は以前のように連載として庶民を扱うことはなくなりますが
 また何か思いついたら、『エトセトラ』コーナーで
 単発のお話としてお会いできるかもしれません」
セリス 「まあ、今はGMとか中心に作ってるらしいけどね。
 GMって庶民と似てるし、縁があれば何か企画できるんじゃないか?」
マナ 「GMと庶民ですか…?
 まあ、目立たないけど結構個性的…という意味では似てますけど」
ホーク 「さしずめ私はガンダムGP01より強かったGMカスタム」
トリスタン 「フッ、ならば美しく強いこの私はGMスナイパーIIだ」
アミッド 「庶民だけど聖戦士の俺はブルー…」
セリス 「ジャグラーで十分だ」
アミッド 「……」
デイジー 「ガンダムと庶民両方知らないと面白くも何ともない会話ねー」
ディムナ 「でも、解説次第で、どちらかを知ってれば楽しめる企画にもなるよね」
マナ 「と、とにかくまだまだ庶民の皆さんも元気が有り余ってるみたいなので
 また、どこかでお会いしましょう。
 それでは……」