第17試合

   セリス・マナ vs アミッド・フェミナ

 

戦闘データ表

 
  HP vs同性被ダメージ
(死亡までの回数)
vs異性被ダメージ
(死亡までの回数)

vs同性
命中

vs異性
命中

連続 必殺 速度
セリス 71 −26(3) −16(5) 75% 63% 22+20% 18
マナ 42 −(回復+32) 0%   19
アミッド 53 −20(3)or−53(1) 74% 42% 0%   22
フェミナ 44 −32(2)or−70(1) −17(3)or−50(1) 65% 84% 38% 0%   18

 

試合内容
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セリスはアミッドのHPを計算して細身の剣を装備。
銀でも細身でも通常攻撃3発、必殺1発でたおせることに変わりはないからだ。
対するアミッドはいつもどおりエルウインド。タフなセリスも3発でKOだ!
マナは魔法防御の高いフェミナの相手をするよりは
ライブでセリスのサポートを優先。見切り持ちのセリスには心強い。
最後にフェミナは……

    
フェミナ 「うーん、セリスの防御を貫くには銀の槍を装備したいんだけどなあ」
マナ 「あ…私、既に眼中に無いんですね」
フェミナ 「そうじゃないけどさ、見切り持ちのセリス退治が主眼なんだもん。
 必殺がない分、攻撃力増強しないとね」
アミッド 「で、銀の槍?」
フェミナ 「うぅん、攻撃速度で並ばれちゃうけど、仕方ないか」
セリス  「何を持とうが庶民ごとき、僕の敵じゃないね!」
ホーク 「2-1でフェミナたちだな」
    
  第1ラウンド開始
    
  1ターン目
    
アミッド 「速攻いくぞ! ダブルエルウインド!(連続)」
セリス 「当たったのは一発。ならマナ、出番だぞ」
マナ 「はい、ライブで全快です!」
アミッド 「うっ……た、単発といっても26点通ったんたぜ?」
セリス 「ま、アミッドの魔法なんてその程度だね」
フェミナ 「治したのはマナでしょ!…で、ボクとセリスでイニチアチブ判定ね。97!」
セリス 「54。まあ、別に順番なんてたいしたことないし」
フェミナ 「大有りだよ! ここでマナを倒しちゃえばセリスの必殺はなくなるもんね!」
マナ 「ま、負けません!せめてセリス様が動くまでは!」
セリス 「そうだ。せめてそれまでは生きとけ」
フェミナ  「そうはいかないよ…連続は…無し。必殺出ろ〜〜〜!」
マナ 「ひらり(回避)」
フェミナ 「あちゃ…このターン、あっちはノーダメージかあ」
セリス 「じゃ、最後に僕が決めさせてもらおうか。それっ!」
マナ 「(ぴろりろり〜〜ん!)」
アミッド 「ま、まずい!ラブラブアタックが来るッ!」
セリス 「(ズガガガガガガッ!!)」
アミッド 「さよなら現世〜〜〜〜(死亡)」
フェミナ 「は…ははは…ボク一人で両方倒さなきゃいけないわけ?
   冗談きついよぉ〜〜〜〜」
セリス 「これで勝負も終わりだな。降参でもしろよ」
フェミナ 「そうしようかな…」
 
2ターン目
 
セリスが無傷なのでマナは待機
フェミナとセリスは…
 
セリス 「88!」
フェミナ 「65…まあ、いまさらイニシアチブもあんまり…」
セリス 「早々。関係ないね。攻撃!」
フェミナ 「おっと、回避! 相性のおかげでまだ命中率では負けてないけど…
 とにかくマナに攻撃!
マナ 「ひらひらっ!(回避)セリス様、フェミナの攻撃は私がひきつけます!」
セリス 「ま、弾除けとしてがんばってくれ」
フェミナ 「うーっ、セリスまで槍が届かない…」
 
3ターン目 
 
マナはまた待機。
と、いうかフェミナがマナを優先的に攻撃するので、
回避以外にやることが全く無い。
 
セリス 「03…ま、たかがフェミナ相手に焦る必要も無いか」
フェミナ 「97で先行!せめてマナぐらいは倒すよ!それっ!」
マナ 「見えました!(回避)」
フェミナ 「うーっ!アミッドが生きてればあたってた出目なのに!
 (恋人補正が無くなって命中・回避-10)
セリス 「あんな軟弱な奴と一緒になったのが間違いだな。
 ま、庶民にはお似合いだけど。
 さ、そろそろいくぞ」
マナ 「(ぴろりろりろ〜ん)」
フェミナ 「ま、まずっ!また!?」
セリス 「(ズガガガガガガッ!!)」
フェミナ 「結構粘ったのに〜〜〜」
セリス 「ま、庶民なんてこんなもんさ」
 
好調を維持していたアミッド組、ここにきて完敗!
セリス組は見切り、回復、ラブラブアタックと見事なコンビネーションで先勝!
これが主人公の実力なのか!?
 
  第2ラウンド
    
  1ターン目
    
アミッド 「よし!次は本気だ」
セリス 「負け惜しみは見苦しいぞ庶民」
アミッド 「負け惜しみかどうか見せてやる。連続発動!両方当たった!」
セリス 「(残りHP19)…マナ」
マナ 「回復です!(19+32=51まで回復)」
アミッド 「だからその回復量は何なんだよ!」
フェミナ 「さっさとマナを倒さないと〜〜〜。(ころっ)48!」
セリス 「(ころっ)16か。ま、慌てる庶民はもらいが少ないからね」
フェミナ 「そんなこと行ってられるのも今のうち! 連続は…なしで、通常攻撃いくよっ!」
マナ 「出目68…命中率は65%ですね。かわしました!」
フェミナ 「はう・・・。セリスを気にしすぎたかなあ。細身の槍のほうがよかったかも」
セリス 「じゃ、今回も1ターンでアミッドには消えてもらおうか」
アミッド 「そんな簡単にはいかないぜ」
セリス 「いくんだよ。それ攻撃!」
アミッド 「見え見え!(回避) 風が俺に教えてくれる!」
セリス 「自然現象に頼るな庶民」
 
  2ターン目
 
アミッドが攻撃を当てた分、アミッド組のほうが有利な状況で2ターン目。
次のアミッドの攻撃が連続で当たれば、セリスは倒れるぞ!
 
フェミナ 「そう。何気に勝利は目前! がんばってね、アミッド!」
セリス 「儚い望み、儚い望み」
アミッド 「風よ導け……そこだぁっ!」
セリス 「どこだって?(回避)」
アミッド 「か、風が止まった…」
マナ 「セリス様、回復です(全快)」
フェミナ 「あぁ…希望が消えてく」
セリス 「元々君らにそんなものあったっけ?
 じゃ、次のイニシアチブ69」
フェミナ 「29…後手に回ったなあ」
セリス 「ほれ、よけられるものならよけてみなよ(攻撃)」
アミッド 「いよっと(回避)。なんか持久戦になってきたな」
マナ 「持久戦なら回復できるこっちが有利ですよ」
フェミナ 「だからマナはここで倒すね。銀の槍アタック!(ズガガガガガッ!)
マナ 「せ、セリス様…(ダウン)」
セリス 「あぁっ! 一発で死ぬなよ。これじゃ2対1じゃないか!」
フェミナ 「しかも全員、ダメージ無し…これは必勝パターン!」
 
3ターン目
 
セリスの見切りもパートナーまでは守れない!
マナが倒れて一気にピンチになったセリスは…?
 
セリス 「二人がかりで必死だな」
アミッド 「口だけ強がるな! エルウインド!」
セリス 「単発か(HP45)イニシアチブ20」
フェミナ 「40。で続けていくよ!連続は…なんでさっきから出ないんだろ。
 通常攻撃は…出目00!?」
セリス 「やれやれ。ちょっとチャンスだと焦りきって。みっともない奴。
 じゃ、アミッド。死ね!」
アミッド 「食らった・・・けど、忘れたのか? もうお前に必殺は無いんだぜ(HP33)」
フェミナ 「アミッドは魔術師にしては意外と硬いんだから!」
 
4ターン目
 
アミッド 「さー、一気に勝負を決めるぞ!連続発動!
 出目は52と…00!」
セリス 「さっきから00ばっかり出して、恥ずかしい連中(一発くらってHP19)」
フェミナ 「イヤ、瀕死の重症で強がってもさ」
セリス 「誰が重症? 残り19もあれば十分だね。イニシアチブ84」
フェミナ 「こっちは18ね」
セリス 「…よし、アミッドに一発命中」
アミッド 「連続も必殺もないから、まだ死なない(HP13)。
 フェミナも残ってるし、別にピンチでもないな」
フェミナ 「そーゆーこと! じゃ、連続発動して、一つ!二つ!!」
セリス 「一発もらって残りHP3だな。・・・まあ、良いハンデだよ」
アミッド 「そろそろ降参しろよ」
 
5ターン目
 
アミッド 「引導渡してやる!エルウインド!」
セリス 「……二人がかりなんて全く庶民は卑怯だな…(死亡)」
アミッド 「最期まで口の減らない奴…」
 
マナが生きているうちにアミッドを倒せなかった時点で
この結果は決まっていたのかもしれない。
1勝1敗で第3ラウンドへ
    
  第3ラウンド
    
セリス 「毎度のことだけど…マナ!」
マナ 「は、はいっ!」
セリス 「お前が粘らないと2対1なんだからな!僕がアミッドを倒すまでは死ぬな!」
アミッド 「マナが死ぬまでに必殺を出せないのはセリスの責任だけどな」
セリス 「じゃあ次はまた一撃で殺ってやるよ」
 
  1ターン目
    
アミッド 「首位を目指すんだから、もう一つ稼いどかないとな。
   風よ吹け吹けエルウインド!」
セリス 「どこ狙ってんの?(回避)で、イニシアチブ65」
フェミナ 「94。よーし早めにマナを倒すぞー。っていうかセリス戦の鍵はマナだったんだね」
マナ 「私さえがんばれば、セリス様は負けない…。セリス様、がんばります!」
フェミナ 「あ、ごめん。盛り上がってくれたところ悪いんだけど、必殺ね(ズガガガガッ)」
マナ 「……セリス様…すみません」
セリス 「……」
アミッド 「セリスの必殺も消えたし。僕らは無傷。第2ラウンドと同じ展開で勝利は確実だな」
フェミナ 「うんうん。12勝目もいただき!」
セリス 「……」
アミッド 「ん? どうした」
セリス 「物言い」
フェミナ 「へ?」
セリス 「今のフェミナの攻撃、物言いだ。僕のほうが先に行動する」
フェミナ 「な、何言ってるの?ボクのイニシアチブが94で、セリスが65でしょ?」
セリス 「よく見たら65じゃなくって95だったんだよ! 逆さだったんだ!」
アミッド 「セリス…おまえ、そこまでして勝ちたい?」
フェミナ 「あ、マナが泣いてる」
マナ 「しくしくしく…」
セリス 「う…くそっ、どいつもこいつも…
 アミッド、さっさと死ね!」
アミッド 「ハイ、空回りって奴だな(回避)」
 
  2ターン目
    
もはや勝負はきまったか?
 
アミッド 「決まり決まり。エルウインド行っとくぜ〜」
セリス 「そんな気の抜けた攻撃が通用するはず無いだろ(回避)」
フェミナ 「じゃ、イニシアチブ71!」
セリス 「61だ」
フェミナ 「91じゃなくてハッキリ61ね?」
セリス 「あぁしつっこいな!全く庶民は!」
フェミナ 「じゃ、こっちからいくね。通常攻撃1発だけ当たり」
セリス 「残りHP55か。非力な奴。で、アミッドに死んでもらう」
アミッド 「命中判定で99なんて出してちゃ、よける必要ないな」
 
3ターン目
 
もはやじわじわと追い詰められる一方のセリス!
 
アミッド 「一思いに倒してやるほうが情けだな。
 そりゃ!命中!」
セリス 「そういいながら連続は出せないんだな(HP29)。イニシアチブ23)
フェミナ 「80でこっちから。もう楽になっちゃいなよ。 
 それ!命中」
セリス 「口と裏腹にじわじわ削ってないか、お前ら(HP13)」
アミッド 「そりゃ、普段の恨みがあるもんな」
フェミナ 「一人で危険な任務ばっかりやらされたり、おかげで友達が出来なかったり…」
セリス 「2年も前のことを愚痴愚痴と」
マナ 「セ…セリスさま。それは…禁句」
セリス 「マナ…生きてるなら支援ぐらいしてくれる?」
マナ 「……(気絶)」
セリス 「律儀な突っ込みだけ入れに復活しやがって!
 クソッ、アミッドに八つ当たりだ!」
アミッド 「痛っ!(HP33) これだから恨まれるんだよ!」
 
4ターン目
瀕死のセリスに救いの神は…手を差し伸べるのも面倒だろうなあ
 
アミッド 「と、いうわけで俺の手でトドメだ。エルウインド!」
セリス 「2対1じゃ…ないか…(がくっ)」
 
やはり双方に攻撃力があるアミッド組に軍配!
  結果:2−1でアミッド・フェミナ組の勝利!
   
ホーク 「フフフ…やはり2年近くたっても私の予知能力は完璧だ!」
シャルロー 「前の試合でしっかりはずしてるくせに、都合のいいときだけよく言うぜ」
レイリア 「ま、昔からそういう男だったけどね」
ホーク 「フフフ…伝説はよみがえる!」
 
オイフェ 「残念でしたな、セリス様」
セリス 「残念? 別に、僕が負けたわけじゃなくてマナが負けたようなものだし」
マナ 「は、はあ…」
アサエロ 「貴族らしい勝手な言い分だ」
ディムナ 「マナはこれからずっとこういう苦労を背負っていくんだろうなあ…」
デイジー 「あんたに『苦労』で同情されるんじゃ、優等生も大変よね」
マナ 「……」
セリス 「何勝手なこと言ってんだ。僕の近くにいられるほど幸福なことがあるもんか」
マナ 「ア…う…ん〜〜…」
アサエロ 「微妙な表情をする女だ」
ロドルバン 「表情の微妙さでお前に言われちゃ、な…」
オイフェ 「ともかく、セリス様たちがこれで6勝9敗ですな」
 
アミッド 「で、俺たちはこれで12勝3敗。トリスタン達が2敗以上すれば…」
フェミナ 「念願の首位に並ぶ!」
トリスタン 「フッ、お前たちにその地位はもったいない」
リンダ 「お兄様たち相手でも負けませんの〜!」 
シャナン 「その前に私たちとの試合だ」
デイジー 「キャーッ、シャナン様、やっちゃってくださ〜〜〜い!」
トリスタン 「シャナン王子か…確かに難敵だが…フッ!」
デイジー 「何よ、その「フッ!」は」
トリスタン 「デイジーとリンダ…どう見てもリンダの方が強く美しいということさ」
リンダ 「(ぽっ!)だーりん、だーりんもシャナン様に負けてませんの〜」
デイジー 「……なんか釈然としないわね〜」
ロドルバン 「そんなわけで、次は第18試合、シャナン様たちとトリスタン組だぜ」
レイリア 「これが終わると、全員が残すところ1試合になるのよね」 
ディムナ 「トリスタンたちは首位キープに。シャナン様たちは上位進出に。負けられない戦いだね」