聖戦一武道会・結果レビュー

 

−総論−

それぞれの戦いの内容は各キャラのほうにまわすとして、ここでは全体的な感想を述べよう
まず、意外だったのが『追撃』を持つメンバーの不調。
そして『連続』を持つメンバーの台頭である。
なにしろ、『追撃』は攻撃速度で上回っていれば確実に発動するものの
下回っていれば絶対に発動しないという欠点があるのだ。
通常の敵と戦うときは気にならなかったが、こうした実力者同士の戦いではこれが響いてくる
これに対して『連続』はどんな状況でも発動の可能性がある上、案外発動率も高い
『必殺』になるとまさに一撃必殺である。耐久力の低い庶民はひとたまりも無い。
その点、能力値はそこそこでも耐久力の高いセリスやアレスがかなり健闘した。
また、魔法系が有利であったことも付け加えておかねばなるまい。
魔法防御はほとんどのキャラが低いためである。
逆に不利だったのが弓系。
弓自体の命中率が低い上に、重さもかなりのもの。
剣や槍と違ってバリエーションがないことも辛かった。
バリエーションといえば、剣と槍を両方装備できるキャラが意外にも有利だった。
多少重くとも、剣に対する槍はかなり有利。命中・回避に+20%は大きい。
武器の話が出たところでついでに一つ。
武器の選択によって勝敗が分かれた場面も実はある。
しかしそれは時の運ということで納得していただこう。

なお、対戦時の表の見方は
HP=そのキャラのHP
DP=そのキャラが一撃で受けるダメージ
DPの括弧内の数字=そのキャラが何度攻撃を受けると倒れるか
という意味。

 

1位 リーフ

L30 H64 力27 魔8 技25 早27 運10 守27 防10
スキル:追撃・連続・必殺

予想順位は2位のリーフだが、シャナンを抑えて堂々のトップ。
33勝6敗という素晴らしい数字を残した。
全ての能力値が高く、スキルも充実。まさに最強のユニットである。
とりあえず本人から一言

リーフ 「ん? 一位? そう。ふーん」 
ジャンヌ「リーフ様、もう少しきりっとして」

やはりトラキアの運命はジャンヌにかかっているようだ。

彼の数少ない敗北はホーク、トリスタン、リンダからそれぞれ二回ずつ。
上位陣には意外と負け越しているのだが、それ以外は3タテで下す。
このあたりの安定性が優勝の要因だろう。

リーフの名勝負

〜リーフvsシャナン〜

優勝候補のシャナンと二位候補のリーフの対決は
他の全ての試合が終わった後、決勝戦として行われた。
なんとここまでの両者の成績は30勝6敗北で同点!
先に全日程を追えたホークとトリスタンの成績が共に31勝8敗であったため
この3本勝負の勝者がそのまま優勝という素晴らしい状況の中、戦いは始まった。

  HP DP HT 連続 必殺 流星
リーフ 64 −10(7) 71% 44% 25%  
シャナン 60 −23(3)or64(1) 82% 43%   30%

武器は二人とも銀の剣。槍を装備するとボーナスがつく反面、
シャナンに先行されてしまうため、多彩な武器技能を生かすことは出来なかった。
攻撃速度ではリーフが上。しかも必殺攻撃1回、通常攻撃3回でシャナンを撃破可能
一方のシャナンは7回も攻撃を当てなければならない。
守備の低さでシャナン不利か。しかし流星剣次第で勝ち目はある。

シャナン「バルムンクが無くとも十分ということを教えてやる!」
リーフ  「ふーん。そーなの? 別にいいけど」         

第1試合

1ターン目
先行、リーフの攻撃は普通に命中。連続も必殺も発動せず。
一方、反撃のシャナンはいきなり流星剣を発動。これを5回全て決める!
さらに連続が発動。
ここで流星剣が再び発動すればシャナンの勝利は確定なのだが、ここは通常攻撃。計6回ヒット

リーフ「痛いな〜もう」

リーフの追撃はミス。連続はまたも発動せず。リーフ、絶不調か?
2ターン目
ここでリーフが突然剣をぐるぐる回し始める。必殺攻撃である。
64のダメージを食らってシャナンは一気にダウン。

シャナン「こ、ここまで来て……」

後1回攻撃を当てれば勝てただけに痛い敗北だった。

第2試合

この試合でリーフが勝てば彼の優勝は決定である。
1ターン目
リーフの攻撃はミス。連続もなし
シャナンは流星剣が発動しないものの、連続攻撃を二回ともヒットさせる。
リーフの追撃は連続発動。シャナンと同じように二回ヒット。
しかしリーフの二回ヒットとシャナンの二回ヒットは重みが違いすぎる!

リーフ「あれ、シャナンもう死にかけてる」

2ターン目
リーフが順調に攻撃を命中させてリーフの優勝が決定!

第3試合

優勝が決定したリーフはともかく、シャナンにとってはまだ気が抜けない。
なにしろホークとトリスタンが31勝である。
ここで一回勝っておかないと一気に4位まで転落である。
1ターン目
気が抜けたのかリーフは再びミス。連続もなし
ここで焦ったか、シャナンもつられてミスしてしまう。

シャナン「まずい……私にはもう攻撃の機会が……」

リーフの追撃は連続命中
2ターン目
あっさりとリーフが攻撃を命中させ、3連勝。

リーフ「やっぱりバルムンクだね、シャナンは」

意外にも決勝戦はリーフが3タテでシャナンを下したのであった。

 

2位 ホーク

L30 H52 力4 魔27 技21 早30 運7 守10 防26 
スキル:追撃・連続

予想順位が3位のホークは一つ繰り上がってトリスタンと同率の2位
庶民ナンバーワンの前評判は嘘ではなかった。
魔法系であること、スキルが豊富であることが勝因であろう。
上位の三人に全て勝ち越している事実は圧巻。
しかし守備の低さが祟り、アレスやフェミナ(!)に辛酸を舐めさせられる場面も合った。
では、一言

ホーク  「ホーク教に入信しなさい。さすればあなたも強くなります」
シャルロー「それくらいなら弱いままの方が数倍マシだっての。」   

危ない人は強くなる。
強い人は危ない。

ホークの名勝負

〜ホークvsトリスタン〜

庶民ナンバーワンを決定する注目の一戦。

  HP DP HT 連続 必殺
ホーク 52 27(2)or64(1) 74% 45%  
トリスタン 63 37(2) 83% 44% 30%

先行はホーク
お互いに2回攻撃があたれば終わり。
トリスタンの必殺ならば一撃。
まさに勝負は一瞬である。

ホーク  「この神の力を……ゲフンゲフン」
トリスタン「フッ、野心は狂気より強い」   

第1試合

1ターン目
74%の攻撃をホークが命中させ、さらに45%の連続を発動。
ここで再び74%の攻撃が命中。
トリスタンは反撃すら許されずに倒れていった。

ホーク「これが、神と人の差なのです……」

第2試合

1ターン目
緊迫した空気の中、ホークの攻撃は命中。
連続が無かったため、トリスタンの番である。
必殺が出るか、連続命中すればそれで戦いが終わるだけに
序盤から雰囲気はクライマックス。
しかしトリスタンの攻撃は通常命中のみ

ホーク「ここ一番での運勢は、神に味方するのだよ、トリスタン」

追撃をホークがきっちり決めて庶民最強の座を手にした。

第3試合

1ターン目
ホークの攻撃は命中。連続はなし。
そしてトリスタンの反撃
一発目が通常命中。そして

トリスタン「アグストリアの未来の帝王が、3連敗というわけには行くまい」

トリスタンは勝手な野望による精神力で連続攻撃を命中させる。
ホークは庶民最強の座を手にしながらも、
この敗北によってトリスタンの同率2位を許してしまった。

ちなみにこの試合では74%、83%という微妙な命中率が一度もミスしていない。
短い試合だったが、ハイレベルな戦いだった。

 

2位 トリスタン

L30 H63 力23 魔2 技30 早27 運10 守23 防4 
スキル:必殺・連続

予想順位4位のトリスタンはホークと同着で2位にランクイン
31勝8敗である。
必殺と連続が予想以上に強力だった上に、
素早ささえ高ければ追撃を持っていないことが実はそれほど不利ではないという事実
庶民にしては高いHPが彼の勝因である。
ちなみにシャナンを3タテで下したのはリーフと彼だけ。
ただし魔法には弱く、中堅のアミッドに一敗している
では、一言

トリスタン「フ……こんなところか。アグストリアを統べることもどうやら不可能ではないな」
ジャンヌ 「兄さん、いいかげん庶民には不相応な野望はやめようよ……」         

リーフのときといい、ジャンヌは相当の苦労人である。
こんな不穏分子が潜んでいるアグストリアは近年中にクーデターが起きるだろう。

トリスタンの名勝負

〜トリスタンvsリーフ〜

実は義理の兄弟対決となるこの試合
ジャンヌはどっちの応援をすればいいのか困っているようだ

  HP DP HT 連続 必殺
トリスタン 63 −25(3)or71(1) 80% 44% 30%
リーフ 64 −10(7)or47 92% 35% 25%

素早さが等しい二人によるこの試合、
どうせ追撃できないなら、とリーフはあえて銀の槍を装備し、先行を譲った。
追撃を持たないトリスタンのこと、先行を与えても致命的ではないと判断したのである。

フィン「いいですか、槍装備ですよ」
リーフ「ふーん。じゃあそうするけど」

訂正。判断したのはフィンでした。
これが吉と出るか凶と出るか。
攻撃力を増したリーフはトリスタンを通常3発、必殺1発で倒せる。
対して、トリスタンは通常7発、必殺でも一撃では倒せない。
しかし連続や必殺の発動率では勝っている。
ちなみに双方が必殺と連続を持つ試合はこの戦いのみ。
白熱した試合が予想される。

第1試合

1ターン目
先行のトリスタン。馬をジャンプさせていきなりリーフの前に踊り出る!

トリスタン「もらうぞ、義理の弟!」

さりげなく自分がレンスターの王族になったことを示しながら必殺攻撃。
さらにトリスタンがもう一度剣を振り上げる!
しかも再び必殺攻撃である。
さすがのリーフも二度の必殺には耐えられず、ダウン。
トリスタン1勝。

第2試合

1ターン目
先の勝利に気をよくしたのか、トリスタンは連続攻撃を二回ヒットさせる。
が、ここでリーフの槍が小刻みに震える。

ジャンヌ「今です、王子!」

観客の声援を受けてリーフが先ほどのお返しとばかりに必殺攻撃!
二発目を放つ必要も無く、この時点でトリスタン、ダウン。

リーフ「一発だったね」

1勝1敗で決着は第3試合へ

第3試合

どちらが勝ってもおかしくない最後の試合、
1ターン目
トリスタンは珍しく連続も必殺も無く通常攻撃
これに対してリーフは必殺こそ出ないものの、連続攻撃を二回ヒットさせる。

ジャンヌ「王子、あと一息です!」

追い込まれたトリスタン。
2ターン目
トリスタンの剣が激しく回転する!
必殺攻撃が命中!
 しかしまだリーフは倒れない!!

トリスタン「ここが正念場だな……」

発動率44%の連続に全てをかけるトリスタン。
そして出目は……42!
見事に連続発動である。
命中率80%の攻撃を慎重に命中させる。これでリーフはダウン。
白熱の試合はトリスタンに軍配が上がった。

 

4位 シャナン

L26 H60 力23 魔1 技30 早26 運13 守18 防5
スキル:流星剣・追撃・連続

優勝候補筆頭であったシャナンは意外なスランプで4位
30勝9敗である。
守備が低いこと、魔法に弱いこと等、弱点ばかりをさらけ出してしまった感がある。
それでも、敗北したのはリーフ、トリスタン、ホーク、アレスといったつわものばかりで
それ以外は全て3タテ。下位陣に対しては圧倒的な強さを見せた。
流星剣の発動率が意外に低いこと
なぜかサイコロの目が悪いことが敗因。
例えばトリスタンに対して、流星剣の5回攻撃(命中率82%)のうち、2回しか命中しなかったり
アレスに合計9回攻撃して(命中率84%)5回しか当たらなかったり
とはいえ、4位といえば立派な成績。むしろそれでも低く見えてしまうほど
シャナンの実力が凄まじいということだろう。
では、一言

シャナン「やはり不幸に付きまとわれているんだろうか……」
デイジー「だから、代わりにあたしが付きまとってあげます♪」

案外、デイジーが不幸の源かもしれない

シャナンの名勝負

〜シャナンvsリンダ〜

特殊なスキル『怒り』で上位陣を怯えさせえる天然少女リンダ
彼女の魔の手が今、シャナンにも……?

  HP DP HT 連続 流星 怒り
リンダ 51 −30(2) 75% 40%    
シャナン 60 −30(2)or65(1) 90% 43% 30%  

見てのとおり、二人とも2発で死亡
しかもリンダを追い詰めると怒りで攻撃力増加
誰に勝ってもおかしくないジョーカー娘だけに、
優勝候補のシャナンも表情が険しい

シャナン「見た目で判断できん。油断できんな」
リンダ「ええ〜〜。油断してくださいぃ〜」

第1試合

1ターン目
シャナンは連続も流星剣も出せずに通常攻撃を一回当てただけ。
その一撃で追い詰められたリンダだが……

リンダ「う……うぇ……酷いですぅ……!!!!」

HPが半分以下になって『怒り』が発動!
追い詰められたのはむしろシャナンのほうかもしれない。

リンダ「許さないですぅぅぅぅぅ!!!」

特大の風がシャナンに襲い掛かる!

シャナン「死ねるかッ!」

シャナンはかろうじてこれを回避!
追撃でリンダをしとめた。

シャナン「ふう……恐ろしい娘だ」

第2試合

1ターン目
リンダに行動させえてはいけない。
それを悟ったシャナンは連続攻撃で一気にリンダをしとめる。
怒る暇もなく、リンダは倒された。
このあたりはさすが優勝候補の実力である。

第3試合

1ターン目
とにかくリンダに反撃の余地を与えない。
いきなり流星剣を発動したシャナンはあっさりと彼女をしとめた。

シャナン「自力の差という奴だ……」

優勝候補の面目を保つ3連勝であった。

 

 

5位 リンダ

L30 H51 力6 魔27 技22 早22 運10 守7 防21 
スキル:連続・怒り・エリート

予想では8位だったが、急浮上。セリス、アレスを抑えてベストファイブの座を奪った。
27勝12敗。
魔法系で、しかも怒りを持っているのでほとんどの敵を一撃で倒してしまう。
しかし、上位陣に対してもそこそこ勝っている半面、下位陣にそこそこ負けていたりする。
これは守備力が極端に低く、攻撃力が極端に高いためである。
トリスタンと共に、こんな爆弾を抱え込んでしまったアグストリアの明日はどっちだ?
では、一言

リンダ 「えーっとぉ、あんまり試合のこと覚えてないですぅ」
レイリア「怒ってる時のこと、覚えてないのよね、この娘……」

アレスは頼りにならないし、アグストリアの運命はレイリアにかかっている?

リンダの名勝負

〜リンダvsリ−フ〜

リーフとジャンヌがくっついて
ジャンヌとトリスタンが兄妹で
トリスタンとリンダがくっついたので
この二人も義理の姉弟ということになってしまった。
最強の敵に対して、リンダは……?

  HP DP HT 連続 必殺 怒り
リンダ 51 −28(2)or63(1) 62 40%    
リーフ 64 31(3)or72(1) 80 46% 25%  

リーフはリンダの耐久力が低いのを見て、細身の剣を装備。
リンダは命中率が低めであるものの、相変わらず一撃が怖い
庶民と比べてかなりの耐久力を持つリーフすら、怒り状態なら一撃である。

リーフ「ふーん。それじゃーはじめよーかぁ」
リンダ「そうですねぇ。はじめましょうかぁ」

にもかかわらず結構のんきな二人……似たもの同士である。

第1試合

1ターン目
のんきなリーフだが試合内容は非情
いきなり必殺攻撃でリンダの息の根を止めてしまう!
何も出来ず出来ずにリンダ、一敗

第2試合

1ターン目
リーフの攻撃は通常一発のみ。
これでリンダが切れた!

リンダ「ぶっ殺しますのぉ!!」

命中率64%をあっさり命中させ、リーフ撃沈!
ちなみにリーフを一撃で倒したのは後にも先にも彼女だけである。

第3試合

1ターン目
先ほどの試合をそのままなぞるような展開
リーフは通常一発のみ。リンダ逆上。
命中して終わり。
64%でも当たる時は何度でも当たる。
数字なんて当てにならないものである。

 

 

6位 アレス

L26 H62 力24 魔12 技20 早22 運16 守22 防15 
スキル:追撃・連続・待ち伏せ

6位のアレス。25勝14敗で勝ち越し。
なお、予想順位は7位。ほぼ前評判どおりといったところだろうか。

戦いの方であるが、平均的な能力が意外にも良い方向に働いた。
スキルとあわせて、ある程度安定した戦いが望めるのである。
また、槍を装備できるのも地味に大きい。
剣使いが多い中でこれは心強かった。

アレス 「セリスに勝てたのはいいが……庶民たちに負けるとはな」
レイリア「しかもそのうち二人はアグストリアに来るのよ、アレス」

アグストリアの前途は暗い。

アレスの名勝負

〜アレスvsホーク〜

庶民最強の男との戦いは意外な方向に……?

  HP DP HT 連続
ホーク 52 −28(2) 78% 45%
アレス 62 −26(3) 63% 39%

アレスの魔法防御の高さがものを言う。
2発までならホークの魔法に耐えられるので勝機は十分

アレス 「シレジアの勇者の、腕を見ておくか」
ホーク 「恐れ多い人だ。この私に対して…」

ホークの先行で戦いは始まる。

第1試合

1ターン目
ホークはいきなり攻撃をミス。連続も発動できず、アレスの反撃を食らう。
ホークの追撃は通常命中のみ。
2ターン目
ホークの攻撃は通常命中。
アレスは追い込まれるものの、ホークも後一撃で倒れるHPである。

アレス「父の名にかけて、決める!」

エルトシャンの加護のおかげか、63%の攻撃は見事に命中。ホークを撃破。

第2試合

1ターン目
ホークはまたも攻撃をミス。連続が発動し、一発だけなんとか命中
アレスも同じく連続攻撃で一度だけ命中。
ホークの追撃は連続になるものの、なんと2回続けてミス。
命中率はホークのほうが高いのだが……

ホーク「あなたの後ろに獅子王の霊が見えます」

どうも、エルトシャンの力は相当なものらしい。
2ターン目
ホークの攻撃は通常命中
アレスは最初の攻撃をミスするものの、連続をしっかり決めて、再びホークを倒す。

アレス「この俺の相手をするのは、庶民では力不足だ」

第3試合

1ターン目
3タテ阻止のため、ホークはなにやら呪文を唱え始める。

ホーク「フフフ……獅子王の霊よ、この神の意思により、退くのだ」

不気味な迫力にたじろぐエルトシャン。
その成果かどうか、ホークの攻撃は命中。
アレスの攻撃は空を切るのみだった。
が、ホークもお払いに気を使いすぎたためか、追撃はミス。
2ターン目
ホークはまたも攻撃を外す。78%とは思えない。
アレスもここに来て調子が出ない。
せっかくホークがミスを連発したというのに自分もミス。
ホークの追撃で追い詰められる。
3ターン目

アレス「ここだ、ここが俺の見せ場だ!」

HPが半分以下となったため、『待ち伏せ』が発動したアレス。
3ターン目は彼が先行である。
ここでようやく命中させるアレスだったが、連続は発動せず。
結局はホークの追撃に倒れた。
せっかく面白いスキルが発動したのだからもう少し盛り上げて欲しかったが、
それでも2位のホーク相手に2勝1敗は立派な数字である。

 

7位 アミッド

L30 H53 力11 魔27 技25 早24 運15 守13 防19
スキル:連続

スキル連続だけでよくぞここまでやったものである。
前評判では9位が、7位。
23勝16敗で勝ち越しである。
魔法系であること、素早さと技がそこそこ高いことが有利に働いたのだろう。
追撃リングが無くても立派な魔道士であることを証明した。

アミッド「出来れば妹には勝っておきたかったけどなあ」
レヴィン「兄妹そろって上位というだけでも立派なものだ」

実際、ほとんどの兄妹は片方だけしかエントリーされていない

アミッドの名勝負

〜アミッドvsリンダ〜

シスコンの兄と天然の妹の対決
兄の威厳を保てるか!?

  HP DP HT 連続
リンダ 51 −20(3) 79% 40%
アミッド 53 −22(3)or63(1) 80% 42%

基本性能では微妙に有利なアミッドだが
こうなるとスキルが響いてくるか?
二発攻撃を喰らうとリンダは怒り出す。

アミッド 「いいか、リンダ。何があっても絶対、怒っちゃダメだぞ」
リンダ  「お兄様ぁ、わたし、怒ったことなんて一度も無いですよぉ」

『怒り』持ちに怒るなとは無駄なことである。

第1試合

1ターン目
先行のアミッドが連続攻撃を発動。
きっちり両方とも決める。
……それがいけなかった!

リンダ「お〜に〜い〜さ〜ま〜〜〜〜!!!!!!」
アミッド「お、俺が悪かった! 許してくれ!!!!!」

もう遅い
リンダ怒りの攻撃が命中し、アミッドはダウン。

リンダ「あれぇ? なんでお兄様が眠っているんですのぉ?」

第2試合

1ターン目
アミッドは先ほどの失敗に学んだのか、連続は出さずに一発だけ当てる。
リンダは怒りをこらえたらしく、こちらも普通の攻撃一発。
2ターン目
アミッドはここぞとばかりに連続攻撃でリンダを一気にしとめる。

アミッド「ごめんな、後でアイス買ってあげるから」

第3試合

1ターン目
やはりアミッドは一度だけ攻撃。
リンダは反撃をミスしてしまう。

リンダ「お兄様に攻撃なんてできませんわ〜」

2ターン目
リンダの台詞を真に受けて感動したアミッドは
それに気をとられて連続発動に失敗。
通常攻撃だけ命中。
そして……リンダが切れた。

リンダ「お兄様……死んでもらうですの……!!」

怒りの攻撃でアミッド、ダウン。1勝2敗北となった。
格上相手なので3タテでないだけでもよしとするべきか

 

 

8位 セリス

L30 H71 力25 魔12 技22 早19 運20 守22 防15
スキル:追撃・見切り

主人公のセリスは8位。
19勝20敗でなんと負け越し組である。

セリス「こんなの負けた内に入らないね。僕の真価はティルフィングだよ、神器!」
マナ 「クス……セリス様……ちょっと可愛い」                     

勝敗数が示すとおり、セリス軍で最も平均的な実力である。
高いHPと力、そして魔法防御で一発を狙っていく
パワーファイター的な戦いが主なものだった。
また、運がかなり良いので、回避力が素早さの割に高かったのも特徴。
なお、『追撃』はほとんど発動した覚えが無い。

セリスの名勝負

〜セリスvsトリスタン〜

腹黒と腹黒の対決……

  HP ダメージ 命中 連続
セリス 71 −15(5回) 86%  
トリスタン 63 −18(4回) 86% 44%

セリスは鋼の槍を装備。
技と素早さの低さを補い、命中率を同等まで持っていく。
見切りのおかげで必殺を無効化できるため
上位のトリスタン相手でもかなりいけそうな予感……

セリス  「フフン……。この世に腹黒は僕一人で十分なのさ………」
トリスタン「その言葉、そっくりかえそう。いずれグランベルも私が…」

果たして、より腹黒な男はどちらか?

第1試合

1ターン目
お互いに命中。トリスタンは連続なし
2ターン目
やはり連続無しでお互いに命中
3ターン目
ここでトリスタンが連続を発動するものの、片方をミス。
一度多く攻撃をあてる必要のあるトリスタンは徐々に追い詰められる。
4ターン目
トリスタンはここで連続が発動せず。
セリスは着実に4度目の攻撃を当ててトリスタンを撃破する。

セリス 「見切ってるんだよ、君の考えは」

第2試合

1ターン目
先ほどとは対照的にいきなりトリスタンが連続攻撃。
セリスは反撃を一発。
2ターン目
またもトリスタンが2回攻撃をヒットさせる。
セリスは追い込まれてしまう
3ターン目
ここでまたトリスタンがミス。
セリスは地道に攻撃を命中させる。
セリスの戦いは自分が何をするかより、
相手が何をするかのほうが重要だったりする。
4ターン目
トリスタン攻撃が命中し、セリスは倒れた。

第3試合

1ターン目
またもトリスタンが連続命中。
この時点で、セリスは相手の攻撃を一度かわさないと勝てないことになり、かなり不利。
何しろ命中率が89%である。
2ターン目
トリスタンの攻撃は通常命中。
セリスもいつもどおりに命中。
3ターン目
セリスはトリスタンの攻撃をかわせない。
逆に自分が攻撃を外してしまう。
4ターン目
トリスタンが命中でセリスノックアウト
1勝できたのは槍をもてたことと、見切りの存在が大きかった。
セリスの特性を生かした1勝だったといえるだろう。

 

9位 ラドネイ

L27 H47 力26 魔5 技22 早26 運13 守17 防10
スキル:追撃

予想では5位と高評価だったラドネイだが、現実は甘くなかった。
フェミナ、ホーク、トリスタン、リーフに次ぐ素早さと高い力、追撃の組み合わせは良いのだが
耐久力の低さ、そして技が低めなことが響いた。
7位アミッド23勝、8位セリスが19勝、そして9位の彼女は14勝25敗
1〜4位が少差でもみ合っているのに対し、中盤は差が大きい。

ラドネイ 「やはりシャナン王子に流星剣を教えてもらわねば」
ヨハン 「私が愛を教えてあげるよ。それで無敵になれる」

ヨハンによる能力アップイベントが後二回ぐらいあればよかったのだが

ラドネイの名勝負

〜ラドネイvsアミッド〜

やはりある程度実力が近いほうが名勝負が生れやすいのか
戦士系の中堅代表と魔法系の中堅代表による一戦

ラドネイ「魔法には力だ。力で押し切る!」
アミッド「力には魔法だ。魔法で勝つ!」

騎士アムロの教えはどちらに微笑むのか……

  HP DP HT 連続
ラドネイ 47 25(2) 61  
アミッド 53 27(2) 81 42

そこそこの素早さと風魔法の軽さでたいていの場合、先手をとっていたアミッドだが
ラドネイの素早さはそれを上回る!
攻撃回数ではラドネイ有利。命中率ではアミッドが上。
さて、試合は……?

第1試合

1ターン目
ラドネイは61%の攻撃をきっちり命中させる。
対するアミッド、81%の攻撃をまさかのミス
ラドネイは追撃も決めて、アミッド、ダウン。
数字とは逆の結果となった。

第2試合

1ターン目
ラドネイの攻撃はここに来てようやくミス。
アミッドは連続を発動させ、両方を決めた。これでラドネイ、ダウン。

アミッド「実力だよ、実力」

第3試合

1勝1敗で迎えた第3試合はサイコロの神様が皮肉な笑みを浮かべる。
1ターン目
ラドネイの命中に対し、アミッドは連続を発動しながらも両方ミス。
81%のはずなのだが……
ラドネイの追撃もミスで、次のターンへ
2ターン目
ラドネイの剣は空を切る。アミッドは今度こそは命中させるも、連続発動せず。
ラドネイの追撃はまたもミス。お互い、後一回喰らえばダウンの状態で次のターンへ。
3ターン目
ここでラドネイが決めた!
60%の攻撃を欲しいところできっちり決める。
やはり数字に裏切られたアミッド

ラドネイ「数字も男も、いい女に味方するのさ」

 

10位 ロドルバン

L28 H50 力22 魔5 技27 早21 運9 守20 防6
スキル:追撃・待ち伏せ


12勝27敗、予想も10位で、珍しく予想通りの順位。
妹に一歩及ばなかったロドルバン。
ラドネイと、勝敗の様子はかなりよく似ている。
違うのは二人の直接対決。
ここで妹に3タテを食らわされたのが響いて10位に転落した。

ロドルバン「だってアイツ手加減しないから……」
シャルロー「ケッ、情けねえの! だっせぇ!」

やはり女に勝てないのは剣士の定めなのか

ロドルバンの名勝負

〜ロドルバンvsセリス〜

幼馴染による対決……のはずだが?

セリス 「しゃーない、たまには庶民の相手もしてやるか。ホラ、来いよ庶民」
ロドルバン「セリスを思いっきり切りつけていいなんて、めったにないぞ。よーし」

  HP ダメージ 命中  
セリス 71 −20(4) 100%  
ロドルバン 50 −21(3) 60%  

剣士が相手ということでセリスは鋼の槍を装備。
これに対し、ロドルバンは大胆にも銀の大剣を使用。
そうでもしないとセリスの耐久力に対抗できないためであるが……

第1試合

1ターン目
ロドルバンは60%の攻撃を当てる。
セリスの攻撃は100%なので外れようが無い。
しかも連続も必殺も無いので、なんとセリス側はサイコロを振る必要が無い。

セリス「庶民相手に僕がサイコロなんて振ってやるわけ無いだろ」

3回攻撃を喰らうとやられるロドルバンは、
遅くとも3ターン目までには決着をつける必要がある。
それを分かっているのか、追撃もきっちりと決めた。
2ターン目
ロドルバンは攻撃、追撃とミスを連発。
実はこの時点で敗北が決まった。
3ターン目
ロドルバンは攻撃を当てるものの、セリスの反撃でダウン。

第2試合

1ターン目
ロドルバンの攻撃は一度だけヒット。
なお、3ターン目のセリスの攻撃まで、
ロドルバンの総合攻撃回数は5回
そのうち4回を命中させなければならない。
つまり二回ミスした時点でロドルバンは負けるのである。
2ターン目
ミスは許されないロドルバン、攻撃を二回当てる。
3ターン目
後一撃でセリスを倒せる……しかしここで銀の大剣は空を切る。

ロドルバン「はあ……ついてない」

時間切れ。セリスの三度目の攻撃で終了。

第3試合

1ターン目
ロドルバンはいきなりミス。早くも失敗は許されなくなった。
追撃は決めて望みを繋ぐ。
2ターン目
根性で二回ヒットさせるロドルバン。

セリス「ふふん、後一回、60%がそう何度も当たるわけ無いさ」

3ターン目
ロドルバンはしかし、憎しみを込めてセリスを切りつける!

セリス「ば、馬鹿な……庶民ごときに……ロドルバンごときに……!」
ロドルバン「お、俺だってやるときはやるんだよ。いつまでも地味じゃないぜ」

主人公から1勝をもぎ取るロドルバン。
多分今までで一番目立っていると思うぞ

 

11位 フェミナ

L30 H44 力18 魔9 技20 早30 運15 守16 防14
スキル:連続

前評判では最弱と噂されたフェミナだが、11位まで浮上。
11勝28敗で、二桁勝利。
剣、槍をそれぞれAまで使えること
素早さが全キャラ最大の30であることが有利に働いた。
勝率はよくないのだが、上位にはぼろ負け、下位には圧勝というパターンが多い中
上位にも下位にもそこそこの戦いを見せてくれた。
兄のホークに1勝していることも見逃せない。

フェミナ「なんか、いろいろやったわりには11位かあ」
オイフェ「出場できるだけ、ありがたいと思いなさい」

ちなみにオイフェは必殺を持っているので参加すれば1勝ぐらいは出来たかもしれない。

フェミナの名勝負

〜フェミナvsアレス〜

まさかあんな戦いになるなんて……?

  HP DP HT 連続
アレス 62 10(7) 57% 39%
フェミナ 44 22(2) 76% 47%

見たところ、たった2発で倒されるフェミナに勝ち目は無い。
まして、アレスを倒すには7回も当てなければならない。

フェミナ「はぁ。ボクには荷が重過ぎるよ」   
アレス「棄権したらどうだ? 手加減は出来ん」

第1試合

1ターン目
先行のフェミナは攻撃を当てるが、所詮7分の1。
反撃のアレスがあっさり2分の1を持っていく。
2ターン目
お互いに命中。なのにアレスは全然平気。フェミナはダウン。

アレス「You are not my match(目じゃないゼ)」

第2試合

1ターン目
フェミナは連続命中させるものの
お返しにアレスの連続攻撃を喰らってしまう。
これだけでダウン。やはり役者が違うか?

第3試合

1ターン目
いつものようにフェミナは1発命中。
アレスは連続発動。しかし命中は一発。

フェミナ「後一撃で死んじゃうんだよな〜」

2ターン目
フェミナは連続攻撃をヒットさせる。
アレスはミス。

アレス「まあ、焦る必要もあるまい」

3ターン目
フェミナはさらに連続攻撃。これでヒットは5回。
一方のアレスはまたもミス。命中率57%はきついのか?

4ターン目
HPが半分以下になったアレスは待ち伏せを発動。

アレス「遊びは終わりだッ!」

だがここでもミス。連続も発動せず。

フェミナ「後二回ってことは……ひょっとしたらひょっとするよ!」

ひょっとしなくても連続発動。二回とも命中である。

アレス「ば、馬鹿な……この俺が」

76%の攻撃を7連続で命中させ
47%の連続を3回発動させ
57%の攻撃を3回避けたフェミナ、アレスから1勝を勝ち取る!

 

12位 ディムナ

L29 H54 力25 魔0 技23 早20 運11 守22 防6
スキル:追撃

予想順位11位のディムナはしかし、12位。
8勝31敗と、ついに勝利数は一桁に。
やはり弓の重さはかなりのハンデとなったようだ。
命中率も他の武器に比べて低い。

ディムナ「当たらないんだもんなあ」
デイジー「所詮、ディムナよね〜」

いじめられっこの地位から、彼が抜け出す日は遠い。

ディムナの名勝負

〜ディムナvsフェミナ〜

必勝を確信するディムナ。

  HP ダメージ 命中 連続
ディムナ 54 −16(4) 53%  
フェミナ 44 −72(1) 65% 44%

数字からしても負けるはずは無い

ディムナ「よーし、久しぶりに勝つぞー」
フェミナ「弓はやめてよ。フェアじゃないってば」

第1試合

1ターン目
フェミナの攻撃が命中するものの
反撃のディムナは一撃で翼を貫く。

フェミナ「だから弓はやめてって〜」

一瞬でディムナ1勝。
これが当然のはずである。

第2試合

1ターン目
フェミナの連続攻撃が発動。これをきっちり決める。
ディムナの反撃は失敗。

ディムナ「なんか、やな予感……」

2ターン目
ディムナの耐久力もそれほど高くない。
後2回喰らえばおしまいである。
フェミナは攻撃を命中させ、さらに連続発動。

ディムナ「ぺ、ペガサスには負けないッ!」

弓兵の意地でこれを回避。
しかし反撃は当たらず。

ディムナ「まずい……」

3ターン目
フェミナの攻撃が命中。
ディムナはカモのはずのPナイトに負けてしまった。

第3試合

1ターン目
フェミナの命中に対し、ディムナはミス。

ディムナ「こ、このパターンはまさか……」

2ターン目
お互いに攻撃が当たらない。
こうなると一撃で倒せるディムナが強い。

3ターン目
またも攻撃をミスするフェミナに対し、ディムナが落ち着いて矢を射掛ける。

ディムナ「か、勝てた……」

ペガサスを倒すのに苦労する弓兵、ディムナであった。

 

 

13位 フィン

L26 H51 力27 魔2 技16 早19 運21 守17 防3
スキル:追撃・祈り

前評判でも13位だったフィン。
7勝32敗。ディムナと1勝差である。
彼の勝利した戦いは『祈り』の恩恵がかなり大きい。
とはいえ、上位陣には歯が立たなかった。

フィン「リーフ様が優勝できたのですから、私など……。言葉もありません」
オイフェ「はあ。セリス様にももう少し頑張ってもらいたかったものですがね……」

気分は隠居組である。

フィンの名勝負

〜フィンvsラドネイ〜

剣を相手に、とにかく勝ち数を稼ぎたいフィン。

  HP ダメージ 命中 祈り
フィン 51 23(3) 73% 60
ラドネイ 47 30(2) 69%  

槍と剣なのでフィン有利。
しかもこの試合、ダメージを2回食らうと祈りが発動するのだ。
これはフィンの独壇場?

第1試合

1ターン目
ラドネイの攻撃をかわしてフィンが攻撃。
何しろ力が27。しかも獲物は銀の槍。
一気に30のダメージである。
ラドネイは追撃を決める。

2ターン目
ラドネイの攻撃を喰らって、フィンの『祈り』が発動
しかしその回避力を見せる必要も無く
フィンは反撃でラドネイを倒してしまった。

第2試合

1ターン目
これは第1試合と同じ展開。
お互いに1発ずつ命中
2ターン目
ラドネイの攻撃はミス。そしてフィンもミス
ラドネイの追撃が辺り、フィンは追い詰められる。

フィン「残念ですが……追い詰められたのはあなたのほうですよ」

3ターン目
祈りの発動によってラドネイの命中が−60%。
わずか9%にかけるラドネイだが、そうそう当たるものではない。
フィンの反撃でダウンした。

第3試合

1ターン目
ラドネイが一度ミスし、フィンは決める。この展開は毎回変わらない
2ターン目
ラドネイは攻撃を命中させるものの
フィンの反撃に倒れる。
スキルと武器の相性で試合が決まった感がある。
ある意味、このゲームを表した戦いだった。

 

 

14位 アサエロ

L25 H49 力25 魔2 技20 早20 運13 守15 防4
スキル:追撃

予想12位のアサエロ。元々弓兵の不利は予想されていたが
まさか最下位になるとは……
ペガサスのフェミナを差し置いて弓が最下位になるとは、ある意味前代未聞である。
2勝37敗という、下位でもブッチギリの弱さ。
ゲーム上での活躍度とタイマン勝負の強さが一致しない良い例である。

アサエロ「正面からの戦いは苦手だ。暗殺の専門家だからな」
デイジー「そんなんでよく人に盗賊をやめろなんていえるわね〜」

コノートのヒットマン、アサエロ。
得意技は不意打ち……

アサエロの名勝負

〜アサエロvsフェミナ〜

弓にとってペガサスはカモのはず……

  HP ダメージ 命中 連続
アサエロ 49 −17(4) 41%  
フェミナ 44 −70(1) 83% 47%

しかし命中41%が不安を誘う……

アサエロ「せめてペガサスは3タテで下して見せる………」
フェミナ「なんかボクって弓兵の思い出作りにされてない?」

第1試合

1ターン目
フェミナはいきなり連続攻撃。
アサエロはミス。
2ターン目
またもフェミナは連続攻撃。
これが決まってアサエロ、ダウン。

フェミナ「あれ? あっさり勝っちゃった」

第2試合

1ターン目
フェミナ命中、アサエロミス
2ターン目
お互いにミス。
3ターン目
フェミナだけ命中
4ターン目
またフェミナだけ命中。
いくら41%とはいえ、4回も連続で外すとは……
5ターン目
フェミナは最初の攻撃をミスするものの、連続を発動して勝利。

フェミナ「ねえ、キミ本当に弓兵?」

第3試合

このままフェミナが3タテか?
1ターン目
フェミナは命中でアサエロはまたミス。これで6連続ミスである。
2ターン目
フェミナは連続攻撃でアサエロを追い詰める。

アサエロ「いいかげんにしろ……!」

ここでようやく矢がペガサスに飛んでゆく。
アサエロはペガサス相手に3連敗という不名誉な事態だけは免れた。
もっとも、ペガサスに負け越したという時点でかなりの屈辱なのだが。

 

 

こうして戦いは一応、終わった
しかし……
聖戦士の癖に結果がいまいちだったセリスやアレスが
巻き返しを狙って新たな大会を開こうとしているという噂も……