画像はFF3です ファイナルファンタジーV 〜赤魔道士一人旅〜 画像はドッツです

38:白い明日が待ってるぜ

BOSS:エクスデス
 ラストバトルに挑む赤魔。レベル48、HP2120。
 しかしハッキリ言ってマトモにネオエクスデスと戦える気がしない。
 たとえ調合でバリバリに強化してもディスペルで解除されてはかないません。

 そこでまずは「エンディングを見ること」に狙いを絞ります。
 つまりネオエクスデスの登場を阻止します!

 ネオエクスデス登場阻止。
 FF5のマニアックなプレイヤーには広く知られているバグ技ですが、ある特定の条件下でエクスデスを倒すと、ネオエクスデスが登場せずそのままエンディングに突入します。
 いわばラスボスの存在を消してしまうという、最高級のバグ技。
 今回、まずはこの技でエンディングを見てエクストラダンジョンに挑もうと思います。
 
 さてその方法ですが、

 ・エクスデスをバーサク状態にして倒す
 
 これが最もメジャーな方法です。
 普通にバーサクを使ったのでは効かないので、調合「祝福のキッス」を使うのがミソ。
 しかし……
 あまりにメジャーになったためか、GBA版ではこれが修正され、エクスデスに祝福のキッスが効かなくなっています。

 他の方法は

 ・連続攻撃の1,2段目をノーダメージにし、3段目以降の攻撃で倒す。

 「ネオエクスデス登場」は死亡間際のカウンター攻撃扱いなので、
 連続攻撃の3段目以降にはカウンターが発動しないことを利用したやり方です。
 ブリンクと乱れ撃ちの併用、またはノーダメージ追加魔法武器と二刀流の併用によって可能となる戦術ですが
 今回のプレイ条件では乱れ撃ちも二刀流も使用不能なので、この方法も使えません。

 そこで利用するのは第3の方法。

 ・スリップダメージで倒す

 スリップダメージを与える代表的な魔法はバイオですが、赤魔はバイオが使えません。
 しかしポイズンロッドを使えばバイオを発動することは可能です。
 ロッド装備可という地味な長所がここで活きました。
 これで「エクスデス登場阻止」の条件自体はそろいます。
 しかも、この方法ならばアビリティを必要としません

 そういうわけで、まずはデフォルトの連続魔をセットしてチャレンジ。
 装備はラミアのティアラ、ミラージュベスト、エルメスの靴。
 相手を追い詰めるまでは普通に「ホワイトホール!」白い明日が待ってるぜ……

 いきなり全滅。
 ホワイトホールは即死+石化の特殊技。
 ボーンメイルでも防げますが、ボーンメイル装備だと回復できないのでここでも耐性残存バグを利用します。
 エクスデスはHPが30000を切るまでは通常攻撃とホワイトホールしか使いませんので、ミラージュ張替えでノーダメージ。
 問題は30000未満になった時。
 ここからフレア、ホーリーなどの危険な攻撃が飛び出してきます。
 普通に戦っていると

「フレア!」

 2500ダメージ!

「ホーリー!」
 
 2400ダメージ!

 どっちも即死。
 こちらの攻撃はチキンナイフでも2500程度。来ないことを祈るには時間がかかりすぎます。
 ここはやっぱりワンダーワンドのシェルに頼ります。
 これでフレア、ホーリーを喰らってもOK。
 さらに念を入れてシェルのあとでワンダーワンドを数度振り、リフレクを発動可能にします。
 HP30000ギリギリの所でリフレクをかければかなりの間、リフレクが持続するはず。

 そんな作戦でHPを削っていきますが、ここでさらなる恐怖が。

「死の宣告!」

 ……あぁそうだった。エクスデスといえば死の宣告だった。
 前回の悪夢が蘇ってきました。
 こればっかりは来ないことを祈るのみ。
 
 祈りつつ攻撃してエクスデスのHPが10000を切る頃

「メテオ!」
 
 ひゅーんひゅーんひゅーんひゅーん全滅した……

 最後の恐怖が襲ってきました。
 リフレク無効のメテオ。
 本来、全体に分散されるはずの4回攻撃が1人に集中するので、シェルがあろうと問答無用で全滅です。

 しかもこのエクスデスは、ただ「メテオが来る前に倒せばいい」という相手ではない、ということを忘れてはいけません。
 隕石の雨のふりしきる中、ポイズンロッドのスリップ攻撃でとどめをさせるよう、ダメージ調整をしながら戦う必要があるのです。
 ポイズンロッドのダメージは1050〜1070。
 あくまで「スリップダメージで」倒さなければいけませんので、ポイズンロッドで倒してはいけません
 スリップのダメージは微々たるもの。100も無いと思った方がいいでしょう。
 つまり、通常攻撃をしたり回復させたりを繰り返し、エクスデスの1070〜1150ぐらいに調整した後、ポイズンロッドを使うことになります。
 
 HP30000〜10000では死の宣告
 HP10000未満ではメテオの恐怖に耐えながら何度と無くチャレンジ

「メテオ」
ひゅーんひゅーんひゅーんひゅーん

「メテオ」
ひゅーんひゅーんひゅーんひゅーん


「メテオ」
ひゅーんひゅーんひゅーんひゅーん



「メテオ」
ひゅーんひゅーんひゅーんひゅーん





 ムリだ……

 HPを調整するどころかエクスデスのHPを2000以下まで減らすことすらできません。メテオの来る確率高すぎ。

 できればエクスデスだけは赤魔単独で倒したかったのですが、こうなっては詮方なし。
 アビリティを使います

 利用するのは「踊る」
 チキンナイフで剣の舞を出せばダメージは9999
 赤魔一人旅で初のカンストダメージです。
 これだけのダメージソースがあれば死の宣告やメテオが来る前に相手を追い詰めることが出来ます。
 さらに、ダメージ9999なのでHP計算も簡単です。
 これにより、HP30000付近で安全にHP調整を行い、剣の舞×3で一気に29997減らしてポイズンロッドという戦い方が可能になります。
 なお、ダメージ計算を狂わせないため、リフレクは使いません。

 と、いうわけで戦闘開始。
 HP30000付近になったらライブラを使い、弱い武器で攻撃したりポーションでエクスデスを回復させたりしつつHPを調整。
 まさかエクスデスを回復させることになろうとは初プレイ時は思いもしなかったなぁ……

 HP調整終了。
 しかしここから、HPをズラさないためには剣の舞3連発という運に頼らなければなりません。
 ラミアのティアラがあるので剣の舞は発動率1/2
 ジルパとワルツがそれぞれ1/4。
 ただしワルツはダメージなしなのでHP調整に影響なし。
 また、1回目の踊りがジルパだった場合はエクスデスを回復してやりなおします。
 よって実際に運が絡むのは2回目、3回目の踊りだけ。
 メテオで即死する可能性を考えても40%程度の成功は見込めます。

 まずは1回目。二人のジルパ。
 急いで回復、再度調整。31070程度に戻します。
 再び1回目。剣の舞発動! もう後戻りはできません。祈るのみ!
 2回目、剣の舞発動! 最後までラミアのティアラに頼ることになろうとは。
 3回目、剣の舞発動! ついにエクスデスを追い詰めます!
 しかしここでエクスデスの行動! 緊張走る!
 幸運にも直接攻撃。ミラージュベストで回避!
 そして最後の切り札、ポイズンロッドを発動させます。
 もし、ここで予想外に高いダメージが出てエクスデスを倒してしまったら、あるいは低いダメージが出てスリップでエクスデスのHPを削りきれなかったら……
 その時はオシマイです。
 バイオ発動。ダメージ1050!
 エクスデスのHPは残り20程度のはず。スリップダメージが敵の体を蝕みます。
 あとは……

 何もせずに待つだけです。

 わずか数秒。しかしその数秒の間にメテオが来たら全滅です。

 
あまりに長い数秒。

 そして……
 エクスデスの姿が消滅します。続いて激しい稲光。
 やがて混沌の中にクリスタルからのメッセージ。
 ようやくエンディングまで辿り着きました。

 レナたちが「エクスデスとの戦いで力を使い果たして」無の中に取り残されましたが
 お前らなにもしとらんだろうが!!
 ラスト付近のモノローグは元々クルル用なのでバッツが言うと少し口調に違和感あります。
 
 一通りのエンディングが終わると「海底に新たな道が開通」というメッセージと共にクリアデータのセーブ。
 エクストラダンジョンへの道が開けました。

 エクストラダンジョンで赤魔を鍛え、ネオエクスデス、そして神竜、オメガに勝つ日はやってくるのでしょうか?
 多分来ないと思うけど奇跡を信じよう!
 とりあえず今回のプレイ記録はここまでです。
 最後まで読んでくださった方、有難うございます。

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