画像はFF3です ファイナルファンタジーV 〜赤魔道士一人旅〜 画像はドッツです

06:ガルキマセラは二度死ぬ

悪魔再び

 せっかくウォルスに来たので、ついでにガルキマセラにも挨拶してきます。
 初陣で恐怖を味わわせてくれた悪魔にリベンジを果たすことはできるか!?

 今の赤魔なら、後列に下がることでガルキマセラの攻撃を一度は耐えることができます。
 (HP430、相手の「クリティカル」でダメージ200〜220程度)
 そして一度耐えたなら、プロテスをかけてダメージを半減。
 これで通常攻撃のダメージは100以下にまで下がります。
 さらにエルフのマント、マインゴーシュで回避力も高めれば……
 癒しの杖の回復量が250ぐらいなので、こまめに回復を続ける限り死ぬことはありません。
 これは楽勝か!?



 ……残念ながら、ガルキマセラはそんな甘っちょろい相手ではありません。


 
 ガルキマセラは回避・防御が異常に高く、マインゴーシュで攻撃してもダメージゼロです。
 全属性を吸収するので攻撃魔法もダメです。
 ポイズンやコンフュも試してみましたが効きません。
 これでは敵に攻撃できず、延々と回復を続けるだけの無限ループです。
 正に千日戦争(サウザンドウォーズ)

 やはりこのレベルでは倒せないのか?
 いやいや、諦めるのはまだ早い。
 赤魔にはもう一つ、特殊な攻撃方法があります。
 それは「フレイル」
 攻撃力は低いものの、フレイル系は防御力の影響をほとんど受けない特殊武器です。
 これならばダメージが通るのでは!?

 イザ攻撃。「カコーン」と高い音が響いてダメージ80
 ガルキマセラのHPは獣の数字こと666
 回避も高いので4回に1回ぐらいしか攻撃が当たりませんが、
 延々と攻撃を続ければ決して倒せない数字ではありません。
 ここに赤魔道士の捲土重来が果たされるのか!?



 ……残念ながら、ガルキマセラはそんな生易しい相手ではありません。



 ガルキマセラはダメージを食らうと「月の笛」でカウンターアタックを仕掛けてきます。
 これはバーサクの効果を持つ特殊攻撃で、これを喰らうとコマンド入力が不能になり、延々と攻撃だけを繰り返すようになります。
 つまり回復が不可能になります。
 では、回復無しでガルキマセラのHPを削りきれるかというと……
 命中率が低いので、まずムリです。
 体感では命中率25%程度。
 フレイルはダメージの幅が大きいものの、平均するとダメージは80程度。
 単純計算で30回以上攻撃しなければガルキマセラを倒せません。
 一方、ガルキマセラは4〜5回の攻撃でこちらのHPを奪い去ります。
 エルフのマントが延々と相手の攻撃を回避し続け、こちらの攻撃が奇跡的に命中し続ければ倒せるわけですが……

 とてもそんな確率に賭ける気にはなれません。

アビリティで攻めろ!

 ガルキマセラは強敵です。
 しかし……
 おそらく、現レベル・今回のプレイ条件内でガルキマセラを倒す方法は存在します。
 それはアビリティ「カウンター」

 敵のカウンターアタックは、こちらのカウンターに対しては発動しませんので、フレイルを装備し、アビリティ「カウンター」をつけて、カウンターのみで相手のHPを削り続ければ良いのです。
 自分の行動では回復だけを行います。
 これなら「月の笛」を発動させることなくガルキマセラを倒せるはずです。
 問題点といえば、癒しの杖を使えなくなることでしょうか(カウンターで敵を回復してしまうため)
 ケアルラだけではMPがすぐ尽きるので、回復アイテムやエーテルが必要となるでしょう。

 理論を証明するため、ためしにモンクにクラスチェンジしてそのまま戦ってみます。
 プロテスをかけ、後は延々と防御と回復を繰り返すだけです。
 モンクの攻撃力を持ってしてもガルキマセラに与えるダメージはゼロですが、ここはクリティカル(防御力無視)が出るまで待ちます。
 カウンターの発生率自体が低く、命中率も低く、さらにその中でクリティカルヒットが出るのを待つというちょっとした耐久レースになりますが、しばらく戦っていると首尾よくカウンターのクリティカルヒットが発生。
 ガルキマセラにダメージ約400を与え、月の笛は無し。
 さらに粘り続け、もう一度クリティカルが出たところでガルキマセラを倒せました。

 さあ、これで戦法は確立されました。
 あとはモンクのジョブレベルを上げ、カウンターを習得して赤魔につけるだけです。

 しかし……
 「カウンター」は、実は後々、ボスとの戦いで使用する可能性があります。
 ここで使用してしまうとプレイ条件により、後々使用できなくなってしまいますので、今回はガルキマセラを倒した後、リセットすることにします。
 ちょっとズルいですが、これで「カウンターはまだ使っていない」という状態にしておきたいわけです。
 というか、シナリオ上、倒す必要の無い相手に貴重なアビリティを消費したくないのです。

 ちなみに、他に有力な手段としては
 「時魔法ヘイスト&スロウ&リジェネ」「白魔法プロテス」で自分を有利にしつつ、月の笛を気にせず後列からフレイルで攻撃する方法が考えられます。
 結局運任せになりますが、普通に戦うのとは違い、可能性はかなりあるでしょう。
 リジェネのおかげでバーサク状態でも少しは回復できますし、スロウとヘイストでこちらの攻撃回数が4倍になります。
 「じくうLV2」があれば実行可能な作戦なので、これもリセット前提で試してみましょう。

BOSS:ガルキマセラ

 さて、目標が定まったので、アビリティポイント稼ぎです。
 こんなところで無駄にレベルを上げたくないので、有名な野ガルラ(経験値ゼロ。野ガルラしか出現しないエリア有り)を狩ります。
 現在、モンクのジョブレベルは2。
「カウンター」を習得するレベル4までに必要なABPは合計105。
 時魔道士のレベルはゼロなので、「じくうLV2」までは合計30。
 ガルラを135回倒せばOKです。
 コンフィグでゲームスピードを上げ、1時間半程度で習得完了。

 後は実践です。

 まずはカウンター戦術。
 後列に下がった状態で戦闘に入り、プロテスをかけたら準備完了。
 あとはひたすら防御と回復です。
 倒すまでに10分ぐらい必要かなー、と呑気に構えてましたが

 カウンターの発動率の低さ、命中率の低さ。そして当たった際のダメージの低さ。(上で平均80ダメージと書きましたが本番では平均50ダメージ程度)
 これらが重なって予想を上回る長期戦になりました。
 MP回復のため、エーテル3個とエリクサー2つを消費。

 激闘25分

 ようやくガルキマセラが倒れます。
 もう、達成感より疲労でいっぱいです。

 リセットして、今度は時魔法戦術でチャレンジ。
 やはり隊列は後列。ヘイスト、プロテス、リジェネをかけて、回復しながらスロウを連発。
 スロウが効いたら再びHP回復。
 マインゴーシュをフレイルに持ち換えて攻撃開始。
 一回当てると月の笛が飛んできます。後は見てるだけです。
 因みにリジェネの回復量は23
 相手からのダメージは80〜90
 ただし……
 相手にスロウがかかっているため、相手が攻撃するまでに2〜3回、リジェネで回復できます。
 つまり実質的に相手の攻撃を20ダメージ程度まで抑えることが可能。
 さらにエルフのマントがあるので回避も可能。回避している間にまた2〜3回の回復が入り……
 はっきり言って、ほぼ死にません。「少しは回復できますし」どころの話じゃありません。
 攻撃もカウンター戦術と違って毎ターンできますし、バーサクでダメージも2倍になってます。
 結果……

 約3分で撃破!!

 しかもアイテム消費無しです。
 時魔法……恐ろしい子!

 その後、リセットして「じくう」と「カウンター」の使用を無かったことにします。

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