画像はFF3です ファイナルファンタジーV 〜赤魔道士一人旅〜 画像はドッツです

01:ガルキマセラは動かない

水のクリスタル

 赤魔道士の称号は水のクリスタル入手後なので、そこまでは普通にプレイ。
 ウォルスの塔でガルラを退治し、赤魔道士の称号をゲットしました。

 さっそく赤魔道士にチェンジ。
 一人旅なので他のキャラには死んでいただきます。ここからが本当の戦いだ!
 使用キャラは全編通して使用可能なバッツ。
 因みに名前は「あかまどうし」に変更してます。

 なお、ここまでの道中で、後々使いそうな「格闘」のアビリティをゲット済み。

 現在のアビリティリスト
 ・格闘
 ・ためる
 ・庇う

 各アビリティは1回ずつしか使えないルールなので、
 まだアビリティは装備しません。

魔法のマントを求めて

 さて、ジョブチェンジした新米赤魔道士が最初にすべきこと。
 それは
 エルフのマント入手である!
 
 説明しよう!
 エルフのマントとはウォルス城の地下に隠された防具(アクセサリ)であり、敵の攻撃を一定確率で回避する効果を持つ一品である!
 普通のプレイでもなかなか重宝する防具だが盾を装備できない赤魔にとっては、なおのこと貴重な回避用防具なのだ!
 しかも今回は敵の攻撃が一人の集中する一人旅。
 敵の猛攻を生き延びるためにこのアイテムは必要不可欠と言って良いだろう。

 と、いうわけでエルフのマントが眠るのウォルス城の地下倉庫に進入。
 ここには強力なモンスター、ガルキマセラが登場します。
 プレイしたことのある人ならその凶悪さはご存知でしょう。
 全属性吸収、バカ高い防御力、そしてこの時点のプレイヤーキャラを確実に一撃でしとめる攻撃力。
 4人パーティで普通にプレイしていても逃げる一択の相手ですが、赤魔1人だと逃げることすら困難です。
 どれくらい困難かと言うと
 
 戦闘突入→相手の攻撃→全滅

 以上。

 この上なくシンプルな死の方程式。
 後列に下げてこの時点での最強装備を整えても、ダメージは200オーバー。
 赤魔道士(レベル9)のHPは140程度です。
 防御すれば…とか、ダメージ半減の白魔法プロテスをかければ…とかそんなレベルの話じゃありません。
 なにしろ動く前に全滅しますから。
 装備を全部脱いで重量をゼロにしても先手を取ることはできませんでした。
 レベルを上げてから来れば1回ぐらいは攻撃に耐えて逃げられるかもしれませんが、ここはもう少し粘ってみましょう。
 
 要はガルキマセラに出会わなければいいのです。
 何度もチャレンジするうちには、運よく敵に出会わずお宝まで辿り着くこともあるでしょう。
 マントを装備すれば回避の可能性もあるので、帰り道は危険度が30%ぐらい下がるぞ!

 さあ宝まで走れ!
 エンカウント=全滅だ!
 
 ダッシュ→戦闘突入→相手の攻撃→全滅→リセット
 ダッシュ→戦闘突入→相手の攻撃→全滅→リセット 
 ダッシュ→戦闘突入→相手の攻撃→全滅→リセット 
 ダッシュ→戦闘突入→相手の攻撃→全滅→リセット

 
 リセットに次ぐリセット。
 全滅に次ぐ全滅。
 死への全力疾走!

 一度だけ、戦闘がこちらの先制攻撃となって運よく逃げることが出来たのですが、宝をゲットした帰り道で結局もう一度遭遇してしまい、あえなくリセットとなりました。
 ……因みにSFC版のガルセマキラは必ずバックアタックで襲ってきたような気がしますが、GBA版はバックアタック無しです。
 まぁ、だからといって有利になることも無く、結局先制攻撃以外では逃げらないんですが。

 赤魔の初陣はあまりに厳しい戦いとなりました。

たった一つの冴えたやり方

 ……何度もガルキマセラと出会うちに気づいたことがあります。
 
「これ、ランダムエンカウントじゃないよ」

 根本的な認識が間違っていました。
 地下に入ってから一定の距離を走ったところで必ずガルキマセラが登場します。
 場所は決まっていないようですが、どうやら歩いた歩数が一定以上になると登場するようです。
 最短距離で走っても規定歩数内に宝までは辿り着けませんので遭遇しないことを祈って何度やり直したところで無意味です。帰り道も含めると、最低2回はガルキマセラと遭遇します。

 ……もはや先制攻撃→逃げる成功が2回連続で出ることを祈るしかないのか!?

 いやいや、人類の知恵はそんなものだって乗り越えられるはずです。
 ここで発想を変えてみましょう。

 「ちゅうだん」したらどうか?

 「ちゅうだん」は他の携帯ゲームにもよくある機能ですが、携帯機であるGBAに移植された際、FF5にも導入されています。
 再開すると消えてしまう一時的なセーブで、ダンジョンの中でも行えます。

 これだけなら単なる便利な機能なのですが、ここで重要になるのは「ちゅうだん」のもう一つの効果。
 スバリ、「ちゅうだん」を行うことで敵の出現パターンが変わってしまうというバグです。
 例えばラストダンジョンの最終フロアで中断→再開を行うと、必ず2回目のエンカウントで「ムーバー」が出現するというバグが報告されています。
 詳しいことは分かりませんが、中断→再開でエンカウントに関する何らかのフラグや値が切り替わっていると思われます。

 さて、今回のケースですが……
 
 もし、「地下に入ってからの歩数カウント」が中断時にリセットされていたら?
 ダメでもともと。試してみる価値はあります。

 ガルキマセラが登場する一歩手前の歩数で中断し、即再開。
 すると……


 アッサリ辿り着けたよ宝まで!!


 どうやらこれがウォルス地下攻略の鍵だったようです。
 そのまま中断/再開を繰り返し、一度もガルキマセラと遭遇せずに地下を脱出!
 ついでに他のお宝も漁って大儲けだ!

 って
 いきなりこの攻略方法はどうなのよ!?

 もう初っ端からバグ利用だよ。まっとうな道を歩む気ゼロだよ。
 アイテム一つゲットするのにどんだけ苦労してんだこの赤魔は。
 マジで先が思いやられるます……

戻る